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改正道路交通法

ながら運転で事故多発!!危険しかない運転中のスマホ操作が厳罰化

携帯電話の普及で、クルマを運転中に携帯電話を操作する行為に罰則が設けられました。

携帯電話がスマートフォンに進化したことで、画面を注視する「ながら運転」による事故が増加しています。

こうした現状から、運転中にスマホを操作する行為を厳罰化する法案が審議されています。

運転中にスマホを使用する行為が厳罰化されると、道交法はどのように変わるのでしょうか?私たちはどんなことに気を付けるべきでしょうか?

現行の、運転中に携帯電話を使用する場合の罰則と比べながら考えてみましょう。

スマホの普及で運転中の事故が急増している

携帯電話が爆発的に普及したことで、携帯電話を使用している状況での交通事故が増加しました。

二度の道交法改正で、運転中の携帯電話の操作には罰則が設けられました。

携帯電話を使用中の交通事故はいったん減少したものの、携帯電話がスマートフォンに進化し、高機能になったことで、急速にスマホを持つ人が増加しました。

スマホが普及した結果、「ながら運転」による事故は更に増加しているのです。

スマホのながら運転の事故件数ってどのくらい?

スマホのながら運転による事故件数は、警察庁の統計によると2013年~2017年の比較では、事故件数は2013年の1,687件にくらべ、2017年は1,885件とあまり増えてはいません。

しかし細かく調べると、画像目的使用(要は、画像を見ながら運転していた)による事故は、2013年の643件にくらべて2017年は1,012件と、1.6倍にも増えています。

その中でも死亡事故は32件発生し、うち24件が画像を見ながら運転していた事故でした。

スマホの急速な普及と、スマホゲームやアプリの増加とともに、ながら運転による事故が着実に増えていることがわかりますね。

参考:警視庁 やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用

通話しながら運転すると操作が不安定になる

運転中に通話する行為は、どうしても片手でハンドルを操作することになります。

携帯電話の向こうの相手と通話していると、運転以外のことに気を取られてしまうため、前方の様子や周囲の状況に対する注意力が散漫になり、重大事故を引き起こす原因につながります。

このため運転中に携帯電話で通話することは、「特に危険な行為」とみなされ、罰則の対象とされることになりました。

運転中のメールは大丈夫?

運転中のメール送受信や、メールチェックは、スマホのディスプレイを注視し続けることになり、法律で禁止されている「携帯電話の注視」に該当します。

警察庁の見解では、「注視」とは2秒以上見続けるとしていますが、運転中のメールはどう考えても2秒未満で終わるとは考えられません。

助手席の同乗者と会話するのと変わりないのでは?

こうした意見は全くのナンセンスです。

助手席に座っている人と会話するのと違って、携帯電話を握りしめて耳に当てる時点で、まず集中力が途切れます。

周囲の状況に気を配って運転するだけでも神経を使いますが、通話することは相手の表情や言葉の真意を考えることで更に神経を使い、運転に対する集中力がさらに落ちることになります。

通話しながらクルマを運転できるような気がしても、実際は携帯電話で通話している間は、惰性でクルマの運転を行っていて、事故を起こす危険度が大きくなってしまうのです。

スマホのながら運転でどんな事故を引き起こすのか?

スマホの使用による交通事故をタイプ別に分けると、通話が目的による事故は2011年と比べておよそ1.6倍、画像使用が目的による事故はほぼ2倍も増加しています。

事故を更に検証すると、シチュエーションでは直線、夜間の事故が多く、追突事故の割合が多いという結果が出ています。

年齢層を分析すると、20~30代が多くの事故を引き起こしています。

すべての事故がそうだとは言い切れませんが、若い人達がスマホでゲームをしながら運転、またはスマホでネットにアクセスしていて事故を起こしたということは、追突事故が多い結果から充分に考えられます。

ポケモンGOをプレイしていて、事故を起こしたというニュースも記憶に新しいですね。

運転中のスマホ操作が厳罰化される!?

そこで、運転中にスマホを操作する行為を更に厳罰化する法案が提出されています。この法案が可決されると、罰則はどうなるのでしょうか?

現在、運転中に携帯電話を操作する場合の罰則は、「保持」と「交通の危険」で違いはありますが、違反点数は1~2点、反則金も6,000円~9,000円と比較的軽い内容です。

また運転中に携帯電話に操作する行為は、反則金を払えば罰則はない交通違反申告制度の対象になっていますが、対象から外れてしまいます。

即ち、運転中にスマホを操作する行為は前科がつくことを意味するのです。

ながら運転の厳罰化はいつから始まる?

警察庁は2018年の年末に、ながら運転に懲役刑を科す改正試案を公表し、パブリックコメントを募集しています。

道交法の改正案を国会に提出し、可決されれば2019年中に厳罰化が始まる見込みです。

東京新聞:現行スマホ厳罰化 ながら運転、懲役も 社会(TOKYO Web)

厳罰化は飲酒運転でも!


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まとめ

運転中に携帯電話を使用する行為は、状況の確認がおろそかになり、ブレーキを踏むのも遅れるため、事故を起こすリスクは使用しない場合と比べて4倍も高くなるという実験結果があります。

スマホは高機能であることから、従来の携帯電話、いわゆるガラケー以上に画面を注視する時間が長くなり、更に事故のリスクが高まります。

法案の審議の行方が注目されますが、飲酒運転の例からも、厳罰化はやむを得ないでしょう。

前科がついては、取り返しがつきません。ネットのニュースのチェックやゲームのプレイは、クルマを降りれば何も気を使うことなくできます。

ハンドルを握っている間は安全運転に徹する。これが一番です。

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