ヘッドライトが暗い!ホントについてる?確実に違いを実感できる3つの対策

ヘッドライトが暗いと夜道の運転が怖くなります。また規定の光量を満たしていないと、車検にも通りません。

ヘッドライトが暗いと感じたときに、できれば簡単に明るくしたいですね。

暗くなったヘッドライトを明るくするには、黄ばみを除去して明るさを取り戻す方法から高性能のHIDやLEDバルブへの交換など、状況によって色々な方法があります。

ヘッドライトは目立つ分車検にパスしにくく、夜道の運転で事故を起こせば目も当てられません。

この記事では以下の点について詳しく解説します。

夜道を不安なく走る解決法を確認しましょう。

目次

ヘッドライトが暗くなっている原因は?

ヘッドライトが暗い原因は諸々ありますが、ライト自体やバッテリーの劣化、ヘッドライトを社外品に交換したことなどが考えられます。

紫外線の影響による黄ばみはジワジワと影響します。

ヘッドライトが暗い原因

考えられる原因を解説していきます。

光軸が狂っている

ヘッドライトには、前方をちょうどよく照らすための光軸という向きがあります。

ヘッドライトが暗くなったと感じるときは、光軸に狂いが出ている可能性を疑ってみましょう。

光軸が狂う理由としては、タイヤ交換で車高が微妙に変化したために、光軸も一緒に変わってしまうことがあげられます。

またヘッドライトを純正品から社外品に交換することも、光軸が狂う原因の一つです。
   

バルブの劣化

ヘッドライトが暗く感じる原因の一つに、フィラメントが劣化して歪みが生じ、光源にズレができることがあります。

光源が動くとヘッドライトが前方へ適切に光を向けることができず、点灯してもボヤけて暗くなった感じになり危険です。

バルブが劣化したら、より性能が高い新品バルブに交換しましょう。

コストをかけず安全性を確保でき、簡単に明るさも向上しますよ。
  

ヘッドライトの黄ばみやトップコートの劣化

へッドライトや反射板の黄ばみが進行すると光量が徐々に低下するので、黄ばみを除去して明るさを取り戻しましょう。

またトップコートが劣化すると深刻です。ヘッドライトが紫外線の影響を受けて、黄ばみや汚れが進行します。

黄ばみを除去した後にコーティング剤を塗布するようにしましょう。

黄ばみでヘッドライトが暗くなると夜間走行が危なくなります。規定の光量を満たさないと車検にも通りません。
   

ヘッドライト関係の配線の劣化

配線が劣化することも暗くなる原因です。特に中古車などは配線が経年劣化している可能性があります。

抵抗が増加してヘッドライトにたどり着くまでに電力を消費するので、結果としてヘッドライトが暗くなります。

配線自体や接続部分が劣化したときは、配線のすべてを交換するよりも、リレーを装着して対応しましょう。

バッテリーの劣化

ヘッドライトに黄ばみも汚れもなく、光軸にも問題がないのに暗く感じる場合はバッテリーが劣化している可能性があります。

電装品でバッテリーの電力消費量が上がると、ヘッドライトの光量にも影響します。

暗く感じるときは、一度バッテリーのチェックを行い、劣化していればバッテリーの寿命なので交換が必要です。

新品バルブの明るさを確保するため、余分な電装品を次々と追加しないことも気をつけたいですね。
 

純正ヘッドライトを簡単に明るくする方法は?

純正ヘッドライトを明るくするには、ハロゲンバルブをHIDやLEDバルブに交換する方法があります。

新品バルブに交換する余裕がなければ、ヘッドライトの黄ばみを除去しましょう。

夜道は状況によりハイビームに切り替えて運転すれば、不安が解消します。

純正ヘッドライトを明るくする

寿命がある?HIDは徐々に暗くなる

HIDライトとは、今までヘッドライトの主流を占めていたハロゲンに代わって主流の位置を占めるライト。

ハロゲンよりも明るく、寿命も3~5倍長い上に消費電力も少ない特徴があります。

HIDバルブの寿命は最大で2,000時間といわれています。

おおよその計算で5年は使えますが、HIDライトは徐々に暗くなるので注意しましょう。

新品バルブの2/3から1/2くらいまで明るさが低下します。

純正HIDは見た目が赤くなってきたら交換時期の到来です。

リレーキットが必要?高性能バルブに交換

ハロゲンの純正バルブを高性能なものに交換すると、明るさも増える分消費電力も大きくなります。

消費電力が増えると電圧が不足して点灯しないので、電圧を安定的に供給する方法を考えることになります。

HIDキットなど、電源線と呼ばれるリレーキットを使って、電源をバッテリーからとる手段があります。

バッテリーから確保することで電力不足を解消し、消灯する事態も防ぐことができます。

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HIDは全然明るさが違う!メリットやデメリットは?

ハロゲンをHIDに変えるメリットは明るさが圧倒的に違うことです。夜間走行では特に実感できます。

またハロゲンバルブよりも長寿命なうえに雨の日でも視界が良好です。

デメリットとしてはレンズはハロゲンはハロゲン、HIDはHID専用に設計されているので、どのような配光になるかは交換してみないとわかりません。

ハロゲン用レンズに後付けHIDを装着すると、やたら眩しくなって対向車に迷惑をかけることもあるので、安易にHIDを装着するよりも明るいハロゲンバルブを装着した方がよい場合もあります。

明るいLEDヘッドライトでも雨の日に暗いと感じる!?

ハロゲンをLEDバルブに交換すれば、夜間でもしっかり見えるメリットがあります。何より球切れの心配が無くなります。

またHIDより取り付けも取り扱いも簡単。

LEDのデメリットは濃霧や雨の日の見え方に問題があることです。

HIDは霧を貫通するように照らすので乱反射が少ない特性がありますが、LEDバルブは貫通せず乱反射します。

またハイビームにで、ハロゲンバルブのように200メートル程度先まで明るく照らす性能はありません。

但し必要十分な明るさと照射距離は確保しているので、安全上の問題はありません。

LEDヘッドライトは暗いという声もありますが、HIDよりは暗いものの、ハロゲンバルブよりは明るいです。

フォグランプでの活用として、ヘッドライト用のLEDを装着するとフォグランプとしての明るさが増すという専門家もいます。

ヘッドライトを磨く

最近のヘッドライトはポリカーボネート製なので、紫外線の影響を受けて黄ばみやすくなっています。

ヘッドライトの黄ばみが進行すると光量が落ちて遠くまで照射しなくなるので、ヘッドライトを磨くことで明るさを確保しましょう。

ヘッドライトを磨く作業はメンテナンスのなかでも難易度は低く、磨くためのアイテムもカー用品店では1,500円くらいから手に入ります。

欧州車のヘッドライトの黄ばみなど、ケアが不安な場合は専門家に依頼するのも良いですね。

ヘッドライトの黄ばみ取り


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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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