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被害総額400億円「市場」!交通事故を装う詐欺犯を撃退する方法

交通事故を装う詐欺犯を撃退する方法

オレオレ詐欺であっさりとお金を騙し取られたというニュースを、聞かない日はないかのように、方々で詐欺が発生しています。

「オレオレ詐欺に注意!」と、警察や金融機関が口を酸っぱくして注意喚起しているのに、なぜ?と思ってしまいますが、他人がオレオレ詐欺に遭ったというニュースを「どうして?」と思っている人ほど、実はあっさり騙されることが多いようです。

クルマを運転する人と、そのご家族に要注意なのが、交通事故を装ったオレオレ詐欺です。

「明日は我が身」とならないよう、ご家族そろって傾向と対策を研究しましょう。

親とお年寄りが騙されやすい、交通事故を装う詐欺

特殊詐欺とは、不特定多数の人に対して電話、ファクス、メールなどを用いて架空の口座にお金を振り込ませる詐欺の総称で、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの振り込め詐欺、またはギャンブル必勝法を伝授するなどの口実でお金を振り込ませるなどの振り込め詐欺類似などに分類されます。

オレオレ詐欺の中でも、交通事故の加害者に見せかけて子どもや孫を持つ親やお年寄りからお金をだまし取る詐欺は、手口が複雑かつ巧妙で、親御さんやお年寄りが交通事故の知識の無知につけ込む「つけ込み型」と呼ばれ、騙されやすいのです。

交通事故を装う「劇団型詐欺」の恐怖

交通事故を装う詐欺は、「加害者」にさせられる子ども、保険会社、警察官、暴力団、弁護士など、色々な役回りを演じる人間が入れ代わり立ち代わりに電話口でお金を振り込ませるように仕かけるため、劇団型詐欺と呼ばれています。

劇団型詐欺の恐ろしいところは、色々な役回りが次々と真に迫る「演技」で考える暇を与えず、「早くお金を振り込まないと危ない」と思い込ませることです。

金融機関のATMで職員が不審に思い、「詐欺ではありませんか?」と注意しても「いいえ、違います」とかたくなに否定します。

本人と連絡がついて「騙された…」とわかったときは後の祭りなのです。

正しい知識が劇団型詐欺を防ぐ

正しい知識が劇団型詐欺を防ぐ

交通事故を装う詐欺は、無知につけ込む手口ですから、交通事故の対応について正しい知識を身につけておきましょう。

「オレオレ!事故起こしちゃって、示談金をすぐ振り込まないと会社にバレるんだ!」とか、警察官や暴力団員を装って、「今すぐ示談金を振り込んでいただければ、解決します」などと、電話口でたたみかけられると、親御さんやお年寄りはドキリとしてしまいますね。

しかし、警察官が事故現場で示談の仲介をすることはありません。

その場で示談にすると、保険金の請求に必要な事故証明書が発行されないので、冷静に考えると、警察がその場で示談にするのはおかしな話です。

詐欺を未然に防いだ筆者の実例

筆者の母は、「劇団型詐欺」ではありませんが、交通事故を装った詐欺に遭いそうになりました。

母がクルマを運転していて、公園の駐車場にクルマを停めて休憩していたら、男が出てきて「クルマが当たった。ケガをしたかも知れないから、示談にしましょう」と言われ、「どうしよう…」と言い出しました。

筆者は話を聞いた時点で、「ケガの可能性があるなら、示談にしたら事故証明が受けられないだろう」と不審に思いました。

一緒に話を聞いていた筆者の弟は気が短いので、母が聞いた男の携帯電話にその場で電話し、「何も知らないおばさんだと思ってなめるなよ、金が欲しかったら働け!」と怒鳴りつけ、その後、男から電話がかかることはありませんでした。

警察に通報する方が先で、相手に直接電話することは正しい方法とはいえませんが、「事故証明が受けられないだろう」と不審に思ったことが、被害を防いだと思います。

しかし、誰もがいつどこでも詐欺に遭う可能性を、筆者の母の例は示しています。

特殊詐欺は400億円市場!?

2017年の特殊詐欺の被害総額は、390.3億円(警察庁まとめ)で、2015年以来3年続けて減少していますが、莫大な被害総額に驚くばかりです。例えは悪いですが、約400億円もの「市場」があることになります。

警視庁管内の特殊詐欺の被害状況ですが、今年上半期の被害総額はおよそ45億円にも上り、警視庁管内ではむしろ増加しています。

市場があるということは、見込み客があるから詐欺が成り立つことになります。

特殊詐欺の方法から、手口を注意喚起しても更にその上を行く手段を考えるのが「悪いやつら」であり、筆者の例を見ても、誰もがどこかで詐欺に遭う可能性があるのです。

複雑化する特殊詐欺の手口

「警察が示談を仲介することはない」と注意を促しても、手口は巧妙で複雑化しています。

暴力団をでっち上げて「早く金払わないと、かわいい息子に何するかわからんぞ!」と迫る「恐喝型」の手口。

または、クルマに轢かれたと言い張る子どもが電話口で泣きじゃくり、パニックになった親御さんは「すぐお金を用意します!」とATMに向かわせる「同情型」。

この記事を書いている間にも、手口は悪い意味で「進歩」しているかも知れません。

しかし、「見込み客」から「顧客」にならない手段は不変です。最後にまとめてみます。

まとめ

・オレオレ詐欺は、「オレオレ」というだけで、名前を名乗らないことが多い。親御さんにかかってきたら、電話の主の名前を確認してもらおう。
・交通事故の対応について正しい知識を身につけ、警察が示談を持ちかけるなど、不審に思ったら最寄りの警察に確認してみる。
・親子で非常時の連絡先を確認しておき、不審に思ったら非常時の連絡先に電話するか、親御さんが本人の携帯に電話する。
・手口が巧妙かつ複雑化しているので、万一自信が持てない時でも毅然と対応し、念のため最寄りの警察に確認することが大切。
・一人で抱え込まず、誰かに相談することも撃退につながる。

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