車のエアコンから水漏れ?!修理しかない…と焦る前に確かめたい3つのポイント

車に乗ろうとしたら、身に覚えがないのに助手席のフロアマットが濡れていたことってはありませんか?

あるいは雨も降っていないのに車の下に水たまりができていたりとか。

色んな不安が頭をよぎるかもしれませんね。

原因は車のエアコンの水漏れなどパターン化されていて、状況さえ把握すれば冷静に対応ができます。

車の足元が水濡れを起こしてしまう原因と対処を詳しく解説します。

目次

車の助手席の足元が漏れているのはなぜ?

助手席の足元が濡れていたら、故障を疑う前に液体の色や状態を落ち着いて確認しましょう。

液体が無色透明で臭いも無ければ雨水の侵入やエアコンの水漏れで、故障ではありません。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]水漏れの原因[/st-minihukidashi]

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どんな液体が漏れているか確認する

液体の状態と漏れ方を確認しましょう。無色透明かつ臭いの無い液体なら、エアコンの水漏れか、雨水が侵入した可能性があります。

手触りがサラサラしていても、赤や緑など色が付いた液体ならクーラント(冷却水)の漏れでしょう。

クーラントは大量に漏れるとオーバーヒートを起こすので、早めに整備工場へ持ち込んで下さいね。

可能性が高いのはエアコンの排水漏れ

助手席側が色が付いていない透明の液体で濡れていたら、エアコンの排水が漏れた可能性が高いです。

助手席側にはグローブボックスの奥にエバポレータというパーツがあり、エアコンの空気を冷やす役目を持っています。

エアコンをつけている時、結露した水はドレンホースを伝って車外へ排出されますが、ホースが抜けたり破損したりすると、排水漏れが起きるからです。

もしかしたら雨水が侵入しているのかも

板金修理した箇所が不完全、またはウェザーストリップ(ドア側面かボディに付いているゴムパッキン)が劣化して、雨水が侵入する可能性もあります。

カーナビやETCを装着する時、ウェザーストリップを一旦外して配線するので、付け直した時にきちんとはまっていないと雨水が侵入します。

車は設計上、水が侵入することは基本的には無いからです。

ドレンホースが詰まる原因と対策

ではドレンホースの破損や詰まりはどうして起きるのでしょうか?

意外にも外部から異物が侵入したり、または内部でねじれたりします。

業者に持ち込む必要はありますが、それ程深刻な現象ではなく、すぐ解決しますよ。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]配管詰まりの原因と対策[/st-minihukidashi]

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葉っぱや水垢などによる配管詰まり

外部からゴミや葉っぱなどの異物、または水垢が侵入してドレンホースが詰まり、内部が溢れて水漏れが起こることがあります。

しかし慌てる必要はありません、これらの異物は取り除けば大丈夫です。

ドレンホースがねじれている

ドレンホースにねじれが出来ると、相対的にホースの穴の面積が小さくなって水が溢れ、外部に漏れてしまいます。

この場合も、ホースを元々の状態に戻せば大丈夫ですね。

ドレンホースの直径が小さい

ドレンホースの直径が小さいために水漏れが起きる場合は、ホースの直径を広げるか、代わりのホースに交換すれば解決します。

整備工場で見てもらう方が良いですが、交換にかかる費用は工賃を含めて5,000〜20,000円程度で(車種による)、それ程高額ではありません。

なぜエアコンから水が出るの?

エアコンから水が出るのは故障ではありません。エアコンは空気を冷やす時に空気中の水分を液体に変えて車外に排出します。

また暖かい空気がエアコンの冷却装置に当たった時にも、水滴となります。

水滴はまとまった水となって車外へ排出されますが、家庭用エアコンが室外機からホースで水を排出するのと同じです。

同様に電車でも、冷房を動かす夏場は屋根の辺りが濡れているのを見ることがありますね。

車の下にできた水たまりは故障?

車の下の水たまりは即座に故障とは判断できません。慌てずにの色や粘り気があるか観察しましょう。

また水たまりが発生した位置も重要です。これらの状況で、故障かどうか判断します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]水たまりで判断[/st-minihukidashi]

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水たまりの正体は?

水たまりの色や粘り気の有無によって、正体は何か、変わってきます。

水たまりは全体的に無色透明か、赤や緑色か、または茶色や黒で粘り気があるかを確認しましょう。

また出来ている位置も正体に関係するので合わせて観察すると、冷静に判断できますよ。

色や粘り気で判断できる!?

水たまりが無色透明なのか、触るとサラサラして、赤または緑色の液体なのか、または液体に粘り気があるのか確認しましょう。それにより判断が変わります。

色が付いておらず臭いも無ければ、ドレンホースの詰まりまたは破損でエアコンから水が漏れた可能性が高いですね。

赤または緑の液体ならラジエーターの不具合でクーラントが漏れています。直ちに重大なトラブル発生という訳ではありませんが、早めに整備工場へ持ち込みましょう。

黒や茶色で粘り気があり、臭いが漂う場合はオイル漏れです。放置するとエンジントラブルや車両火災の原因になります。すぐに整備工場かロードサービスに連絡しましょう。

液体が判断しづらい場合は位置でわかる?

液体の色が判断しにくい場合は、水たまりの位置を確認しましょう。

助手席の下あたりに出来ていれば、エアコンから排水が漏れた可能性があります。

室内で水漏れがあれば、助手席の奥にはエアコンを冷やす箇所があり、ドレンホースの詰まりまたはねじれで水漏れが起きていますね。

フロアマットの上に水たまりがあれば、雨水の侵入が考えられます。

エンジンルームの下で、液体に粘り気がおればエンジンオイルが漏れている可能性があります。

ガソリンの漏れは臭いでわかります。但しガソリン漏れは燃料タンクの付近とは限りません。

エンジンルームへ供給される過程で、タンクから離れた箇所で漏れる場合もあるからです。

水たまりを見つけたらどうする?

エアコンの排水漏れなら、基本的には何もしなくて大丈夫です。

車内で漏れた場合は、板金修理の不備やウェザーストリップのはまり具合が悪い可能性があるので業者に見てもらいましょう。

クーラントの漏れはオーバーヒートに繫がりますが、業者に持ち込む前の応急処置として水道の水を補充します。

有害物質が含まれるので、屋内の車庫で漏れた時は換気も必要ですね。

エンジンオイルは減っていれば補充してもらいますが、ガソリンは危険です。

必ずエンジンを止めて、業者やロードサービスに連絡しましょう。

濡れている状況で判断しよう

表面に出る現象は何らかのトラブルを示していますが、エアコンからの水漏れ、または車の下の水たまりは故障ではない場合があります。

エアコンの水漏れは家庭用も同じだからです。

漏れた状況の3つの項目を知っておけば、故障か否かなど対応は簡単ですね。

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  • 臭いと粘り気の有無
  • 発生した位置

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気になる時は業者に見てもらっても構いませんが、覚えておくとストレスが減るでしょう。

水漏れを発見した時に活用してくださいね。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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