車のブレーキランプのバルブ切れを常に意識している人って、結構少ないのではないでしょうか。
よく考えたら電球そのものですから、球切れしない方が不思議です。
ブレーキランプのバルブが切れたまま走行していたら、後続車に追突される可能性があるばかりか、違反点数と反則金が科されてしまいます。
自分が運転している限り、車両のブレーキランプが切れているかどうか確認できませんし、適切な交換頻度もわかりませんよね。
普段触らない部分なので、交換方法や費用がどれくらいかかるか心配になるかもしれません。
ここではアルファード、ワゴンR、ムーブなど車種別ブレーキランプの交換方法も解説しています。
ブレーキランプがつかない!気がつきにくい球切れ
ときどきヘッドライトの片方が球切れしている車をみかけますが、ブレーキランプもヘッドライトと同様に電球ですから、長い時間が経つといつか球切れを起こします。
ブレーキランプの電球が知らないうちに切れることは十分起こり得ます。
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ブレーキランプとテールランプの違いって?
ブレーキランプとテールランプ、どちらも赤いランプですが違いを整理しましょう。
ブレーキランプはブレーキを踏んだときに点灯する赤いランプのことで、自分の車がスピードを落としたことを後続車両に知らせる役目があり、エンジンをかけていなくても点灯します。
テールランプ(テールレンズ)は、夜間や天気の悪いときに、後続車両に自分の車の存在を知らせるためにあります。
ヘッドライトを点灯すると連動してテールレンズも常時赤く点灯し、追突を防ぐ役目があります。
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ブレーキランプ・テールランプ切れを確認するには?
運転中は後方の様子がわからないので、ブレーキランプとテールランプの電球そのものが切れているか、確認方法はどうしたらよいか?と思うかもしれません。
自分一人だけのときは尚更です。
ブレーキランプが点灯しているかどうかの確認方法は、コンビニや商業施設の駐車場などで、店舗のガラス部分や暗いところの壁にランプを反射させて行います。
もう一つの確認方法は、100均で売っている突っ張り棒を座席とブレーキペダルの間に挟んでブレーキランプを点灯させる方法です。
ヘッドライトを点灯させたり消したりする都度、車外へ出ればテールレンズが確認できるので、一人でも大丈夫です。
ブレーキランプの交換場所や費用
ブレーキランプは、普段から積極的にメンテナンスしている人も少ない部品です。
もしバルブ切れを起こした場合に、道交法違反にならないように交換してもらえる場所も把握しておきたいですね。
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値段や作業時間も気になるので、調べてみました。
ディーラーやガソリンスタンド・カー用品店で交換可能
ブレーキランプはディーラーやガソリンスタンド、オートバックス・イエローハットなどのカー用品店で交換してもらえます。
ガソリンスタンドやカー用品店なら、近所に何件か目につくお店があるでしょう。
自分でも交換できますが、万一接触不良が原因で点灯しないときは自分ではどうにもなりません。この場合はプロに見てもらう必要があります。
バルブ交換を依頼したときの値段と作業時間
バルブ交換をディーラーやガソリンスタンド・カー用品店に頼むといくら費用がかかるのか、一番気になりますね。
バルブはどこで買っても500円未満で買えます。工賃は1,000円くらいで、交換を依頼してもびっくりするほど高価ではありません。とりあえず安心です。
作業時間はだいたい10分くらいです。ただしカー用品店は受付順なので、混んでいるときは待たされます。
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ブレーキランプのバルブを自分で交換する方法
取扱説明書を見ながらバルブを自分で取り付ければ、費用はバルブ代だけで済むのでぜひ自分でやってみましょう。
ブレーキランプのメンテナンスは難易度が低いので「自分でできた!」という達成感も大きく、愛車を大事に乗る気持ちがわいてきます。
[st-step step_no=”1″]ブレーキランプが切れているか確認[/st-step]
自分の車に合ったバルブとドライバー、取扱説明書を用意します。
バルブを交換する前に、ブレーキランプが切れているか確認します。
事前に確認しておくか、交換する直前に突っ張り棒を座席とブレーキペダルの間に挟んでもう一度確認してみましょう。
[st-step step_no=”2″]カバーを開ける[/st-step]
トランクを開けるとブレーキランプの裏側にブレーキランプが入っているパーツがあります。
車種によっては後部座席に丸いカバーがあり、カバーを開けるとパーツが収められています。取扱説明書を確認しましょう。
カバーを開けるとき、ドライバーが必要になるかもしれません。
パーツはねじ止めされているか、プラスチックのケースに入っていることがあります。ケースを開けるときにもドライバーはあった方がよいでしょう。
[st-step step_no=”3″]バルブを引き抜く[/st-step]
ソケットに取り付けられている古いバルブを引き抜きます。
ソケットから引き抜くときに、少し力を入れるのがコツですが、バルブは割れ物なので、ケガ防止のためにも引き抜くときは注意しましょう。
[st-step step_no=”4″]バルブを交換する[/st-step]
ソケットから古いバルブを引き抜いたら、引き抜くときと逆の手順で新しいバルブを取り付けます。
[st-step step_no=”5″]ブレーキランプの点灯を確認して完了[/st-step]
無事バルブを取り付けたら、交換する前と同じ方法でブレーキランプが点灯しているか確認して、点灯していれば無事に交換完了です。
ブレーキランプは作業時間が10分あれば交換でき、車のパーツの中でも交換の難易度は最も低い部類に入ります。
ブレーキランプのバルブ切れになる前に、パーツが入っている場所を一度点検しておくと慌てないで済むでしょう。
【車種別】交換方法を動画でチェック
実際の作業手順は動画で確認してみるのが早いと思います。
紹介している動画は、外側からテールランプを外すタイプの車種ですが作業工程は参考になるはずです。
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トヨタ アルファード
スズキ ワゴンR
ダイハツ ムーブ
ブレーキランプの交換時期は?
ブレーキランプを交換してから、どれくらい経てば次の交換時期になるかも知りたいですね。
白熱球タイプの寿命は一般的に2,000時間くらい、LEDタイプだともっと長寿命で50,000時間くらい持つと言われています。
白熱球で2,000時間ということは単純計算で83日、LEDタイプで50,000時間なら約2,100日ということになります。
ただブレーキランプは絶えず点灯しているわけではないので、白熱球でも83日経てば直ぐに寿命がきて交換時期というわけではありません。
点灯していた時間や使用環境によっても寿命は異なるので、あくまでも目安です。
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バルブ切れの放置は道路交通法違反になる!
知っていましたか?ブレーキランプがバルブ切れのまま走っていると、道路交通法違反になるので、バルブ切れを放置してはいけません。
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どれくらいの違反点数と反則金が科されるのか知っておきましょう。
バルブ切れの違反点数と反則金
バルブ切れは道路交通法で、違反点数の加点対象「整備不良」に該当します。
違反点数が加えられた上に反則金を払うのは本当にバカらしいので、違反にならないための知識として叩き込んでおきましょう。
違反内容(整備不良) | 違反点数 | 反則金 |
制動装置等(ブレーキランプ) | 2点 | 大型車:12,000円 普通車:9,000円 二輪車:7,000円 原付:6,000円 |
尾灯等(テールランプ) | 1点 | 大型車:9,000円 普通車:7,000円 二輪車:6,000円 原付:5,000円 |
ブレーキランプの方が罰則は重くなっています。ブレーキランプの整備不良は安全に関わるからでしょう。
片側だけ切れていても道路交通法違反になる?
片側のバルブが切れているだけなら、ブレーキランプが点灯していることには変わりないので、片側が点灯していれば交通違反にはならないのでは?と思えますね。
道路交通法ではブレーキランプは両方とも点灯していないと、道路交通法違反になると定めています。両方とも点灯していないと車検にも通りません。
ただバルブ切れは気がつかないことが多いので、パトカーに停められたとしても、通常は注意にとどめるようです。
自分で交換するのもおすすめ
普段何気なく車に乗っていますが、ブレーキランプには寿命があり、バルブ切れは整備不良で立派な交通違反です。
放ったらかしはダメなので、気づいたらすぐに対処しましょう。
ブレーキランプの交換は、難易度が低い作業なので工賃も安めです。
依頼するのもいいですが、自宅の電球が交換できる人なら自分で交換できます。
バルブの値段も安く、自分で行えば工賃もかからないので、寿命がきたときにはぜひ自分で交換してみることをおススメします。
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