【ブレーキパッド交換】費用は激変!?ボッタクリに遭わないメンテの知識

ブレーキパッド交換

ブレーキの故障は最悪ですが、「サービスマンがちゃんと点検してくれている」と油断していませんか?

実は部品のなかでも消耗が激しいのがブレーキパッド。

ブレーキから異音があるのはブレーキパッドが摩耗している可能性が高く、早めの交換が必要かもしれません。

また週末しか車に乗らない人には意外かもしれませんが、乗る頻度が少ないとブレーキパッドは早く劣化します。

車はどうしても維持費がかかるもの。

でもブレーキパッドの適切な交換時期を知れば劇的に費用を抑えられるでしょう。

この記事では以下の3点を中心に詳しく解説します。

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目次

タイプ別ブレーキパッドの交換費用の相場

タイプ別ブレーキパッドの交換費用の相場

ブレーキパッドの交換費用は、フロント・リヤそれぞれ7千円が相場で、工賃が加わります。

車種またはディーラーやカー用品店など、どこで交換してもらうかによって若干異なります。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッド交換費用の相場[/st-minihukidashi]

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カテゴリー別にチェックしてみましょう。

軽自動車のブレーキパッドの交換費用は?

軽自動車の交換費用は部品代で7,000円、工賃3,000円、合計で10,000円が相場。

フロントがディスクブレーキ、リアはブレーキシューの場合が多く、リアも15,000円くらいが目安です。ブレーキオイルも交換してもらうと、5,000円くらい加算されます。

使用状況にもよりますが、軽自動車は走行距離が30,000キロから50,000キロが交換の目安です。

ミニバン(ベルファイヤー・ヴォクシーなど)のブレーキパッドの交換費用は?

ミニバンも車種やメーカーによって違いがありますが、リアとフロントのどちらか、または両方のブレーキパッドを交換する場合で費用が変わってきます。

リアまたはフロントどちらかなら、部品代と工賃の合計で15,000円くらいで交換できます。

リアとフロント両方の場合、交換費用は20,000円強まで上がってきます。

ミニバンは多人数で乗車するので、1人乗りと5~6人が乗るのとでは重量に違いがあるので、安くて性能が高い社外品への交換も一案です。

SUV(ハリヤーなど)のブレーキパッドの交換費用は?

SUV車もその走行特性から、社外品への交換が一案です。ネットなら安く購入できます。

純正と同等の社外品に交換する場合は部品代がフロント4,000円、リアが3,000円くらい。工賃がフロント6,000円、リア5,000円が交換費用の目安です。

リアとフロント両方交換する場合は、合計20,000円弱くらいで交換できます。

高級車(BMW・ベンツ・レクサスなど)のブレーキパッドの交換費用は?

高級車も車種によって多少異なりますが、BMWだとリアだけで部品代と工賃合わせて30,000円くらいです。

リアとフロントを合わせると部品代が50,000円、工賃で15,000円、合計で70,000円近くかかり、軽自動車や普通自動車よりも跳ね上がります。さすがは高級車と感心しますね。

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ブレーキパッドの交換費用を安くする方法は?

ブレーキパッドの交換費用を安くする方法は?

車は車検や任意保険などで、走らせなくてもお金がかかります。

どのパーツを交換するにしても値が張るので、ブレーキパッドはできれば安く済ませたいですね。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッドの交換費用を安くする方法[/st-minihukidashi]

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交換費用を業態別に調べてみました。

ディーラー・カーショップではどちらが安い?

ブレーキパッドはカーショップなどの方がディーラーより安く交換できます。

カーショップでも、オートバックスでは1か所の交換で5,000円から、イエローハットでは左右2輪の交換で6,000円からと、倍近い差があります。

車のメーカーやブランド、またはその店舗の技術力によっても交換費用は変わってくるので、複数の店舗に見積もりを依頼して決めれば安心です。

また量販店は混んでいるとすぐに対応できないことがあるので、予約してから車を持ち込みましょう。

ブレーキパッドの交換をエネオスに依頼するのはあり?

エネオスでブレーキパッドの交換費用は、ディーラーよりも安く1箇所5,000~のようです。作業時間も30分~1時間ほどで完了します。
制動装置は国の認定・指定工場じゃないと整備できませんが、エネオスは問題ありません。

ただ、ブレーキパッド自体の在庫はディーラーほど充分ではありませんので、事前に確認することをおすすめします。

社外品のブレーキパッドを使用する

社外品のブレーキパッドでも車検に通るので問題ありません。商品によっては純正品の半分くらいの値段で購入できます。

社外品の方が効きがよいという理由で、ネットで購入したブレーキパッドを持ち込んで交換してもらうユーザーは、結構存在するのです。

なおブレーキの点検も兼ねるので、社外品への交換はディーラーや整備工場に依頼した方が無難です。

交換作業を自分でやるのはいいの?

ブレーキは最重要保安部品ですが、自分が所有者である車のブレーキパッドを自分で交換することは、法律上問題ありません。

自分が所有する車のメンテナンスを自身で行うことは、至極当然だからです。

実はコツさえつかめれば特殊工具がなくてもDIYが可能です。

但し「点検整備記録簿」に記載することは必須なので注意してください。

他人が所有する車のブレーキパッドを交換する場合は、法律に定められている「分解整備」に該当するため、整備士の資格がなければ行うことはできません。

参考:国土交通省関東運輸局|分解整備とは

ブレーキパッド以外の整備や交換もしたほうがいい?

ブレーキやクラッチを動作させる「マスターシリンダー」という部品がありますが、ブレーキと同様重要保安部品なので、このメンテナンスも重要です。

多くのブレーキは油圧で動作するメカニズムで、マスターシリンダーはブレーキを踏んだ力を油圧に変換し、ブレーキやクラッチを動作させる重要な部品です。

ブレーキの効きが悪い場合は、マスターシリンダーのオーバーホールが必要になります。

またブレーキローターの摩耗やブレーキフルードの交換時期にも注意を払いましょう。

自分では気が付きにくいブレーキランプ交換もお願いするといいですね。

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ブレーキパッド交換の作業時間はどのくらい?

ブレーキパッド交換の作業時間はどのくらい?
ブレーキパッドの交換にかかる作業時間も、交換を依頼する場所を決める要素です。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッド交換の作業時間[/st-minihukidashi]

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業態別にまとめてみました。次回交換する際にぜひとも参考にしてください。

オートバックスなどのカー用品店の場合

カー用品店はあちらこちらに見かけるので、最寄りの店舗で交換できれば助かりますね。

ブレーキパッド交換に要する時間は30分くらい、遅くても1時間あれば完了します。

但しカー用品店は主要道路沿いや大型商業施設に併設の店舗もあり、土日祝日など込み合うときは作業時間よりも待ち時間が多くなります。

店舗が整備工場の資格を有しているかも、念のため確認しておきましょう。

ディーラーの場合

自動車ディーラーもカー用品店とかかる時間はそれほど変わりません。30分から1時間あれば完了します。

ディーラーの工場が空いていれば待ち時間もかかりません。

顔見知りの営業マンがマメに「お車の調子はいかがですか?」と電話してくるので、車にあまり詳しくない方はディーラーの方が依頼しやすいでしょう。

ブレーキパッドの寿命はどれくらい?

ブレーキパッドの寿命はどれくらい?

安全に走行するためには、とても重要のがブレーキパッド。寿命がくればすぐに交換する必要がありますが、パットの寿命について解説します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッドは早めに交換[/st-minihukidashi]

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パットの寿命年数は?

ブレーキパッドは、制動時の過酷な環境にさらされるだけでなく、経年変化により硬化していきます。

一般的に4~5年経過すると、ブレーキ性能が低下してきます。硬くなったパッドは効きが悪くなり、停止距離が長くなって安全上のリスクとなるため、まだパッドの残量があっても交換することをおすすめします。

また、ブレーキパッドの劣化はローターやキャリパーなど他のブレーキ部品の損傷につながるため、定期的なブレーキ点検をおすすめします。

1mm減るのは走行距離何キロくらい?

ブレーキパッドの摩耗は、車種や乗り方にも影響されますが、一般的に1万kmで1mm減ると言われています。5万kmくらい走ると5mm以下になりますので、必ず確認しましょう。

ただし、個人の運転スタイルや車のブレーキ機構、使用しているブレーキパッドの種類などが、ブレーキパッドの摩耗・消耗の早さに関係してくるので注意してください。

例えば、高性能な車の場合、止まるときに大きな摩擦力を必要とするため、ブレーキパッドの摩耗が大きくなります。

ブレーキパッドの交換時期は?

ブレーキパッドの交換時期は?

ブレーキは車の部品の中でも最重要保安部品なので、異常が起きる前に早めに交換しなければなりません。

ブレーキの交換時期には音や走行距離の目安もありますが、パッドの厚さが最も重要な要素です。

交換目安についても詳しく解説します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッドの交換目安[/st-minihukidashi]

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ブレーキからキーキー音がするのってなぜ?

キーキー音を代表とするブレーキの異音は、ブレーキパッドが減っている可能性を示しています。

メーカーや車種によって、必ずしもキーキー音が鳴るとはかぎりませんが、パッドの厚さが3ミリ以下まで減ると発生リスクがあがります。

また低い気温でパッド表面が硬くなったときや、グリス切れ、パッドの面に凹凸が生じて鳴ることも。

ブレーキパッドが減ると交換必須

ブレーキパッドはブレーキディスクを両側から挟んで押さえつけ、タイヤの回転数を落として車を停止させます。ブレーキをかけ続けると、当然摩耗が進行します。

ブレーキパッドは新品だと10mm程度の厚みがありますが、パッドが摩耗して残量が少なくなるとブレーキ自体の制動力が大幅に低下することに。

適切な時期にブレーキパッドを交換する必要があります。

また、頻繁に乗っていれば問題ありませんが、週末しか車に乗らない人だと、ブレーキパッドが硬くなります。

硬化した部分を研磨して再利用することも可能ですが、なるべく新品に交換した方が安心です。

ブレーキパッドの厚さはどれくらいまで大丈夫?

走らせた車は必ず停止しなければならないので、ブレーキパッドは消耗が激しい部品です。

交換は厚さが重要な目安になります。厚さが5mm以上あれば、充分に大丈夫です。

厚さが5mmを下回ると注意が必要ですが、3mmまでなら直ちに交換が必要ということはありません。

2ミリを切ったら危険レベルなので、事故が起きる前に交換しましょう。

ブレーキパッドが摩耗した場合に考えられる原因

ブレーキパッドが摩耗した場合に考えられる原因

ブレーキパッドに悪影響を与える要因と、その寿命を確保する方法について詳しく説明します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッドの摩耗原因[/st-minihukidashi]

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ブレーキパッドの一般的な磨耗の原因

ブレーキパッドは、車のブレーキシステムの重要な部分であり、走行距離とともに摩耗します。

ブレーキペダルを踏むたびに、ブレーキパッドはブレーキローターと擦れ合い、摩擦が発生します。この摩擦によって、ブレーキパッドは徐々に磨耗していきます。

またブレーキパッドの種類や走行条件によってもブレーキパッドの摩耗状況は異なります。

例えば、金属製のブレーキパッドを使用している場合、セラミック製のブレーキパッドよりも摩擦が大きくなるため、摩耗が早くなります。

同様に、雨天時や悪路を走行する場合は、摩擦が大きくなるため、ブレーキパッドの交換頻度が高くなります。

走行条件だけでなく、運転の種類もブレーキパッドの摩耗の原因になります。

市街地を走行するときなど、ストップ・アンド・ゴーが多くなる場合は、高速道路を走行するだけの場合よりもブレーキパッドの摩耗が早くなります。

ブレーキパッドの早期摩耗を防ぐには?

ブレーキパッドの早期摩耗を防ぐには、ブレーキを定期的に点検・整備することが一番です。

ブレーキが適切に整備されていないと、パッドが必要以上に早く摩耗してしまうため、高額な修理代や危険な運転状態につながる可能性があります。

さらに、ブレーキフルードは2年ごとに交換し、汚染されていないか、古すぎないかを確認する必要があります。

また急ブレーキはブレーキパッドの摩耗を早めますので、安全な速度で運転し、必要なときには穏やかにブレーキをかけように心がけましょう。

ブレーキパッドの交換には何が含まれますか?

ブレーキパッドの交換には何が含まれますか?
ブレーキパッドの交換についての手順や必要な部品について詳しく紹介します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ブレーキパッド交換に関係する部品[/st-minihukidashi]

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ブレーキパッドの交換に関係する部品

ブレーキパッドの交換に関わる主な部品は、ブレーキパッド、ブレーキローター、ブレーキキャリパーです。

ブレーキパッドは金属やセラミックなどの耐久性のある素材でできており、実際にブレーキローターに押し付けて減速させたり、停止させたりするブレーキシステムの一部です。

ブレーキローターは、ブレーキパッドが押しつけられることで摩擦が発生し、車の速度を低下させる金属製の円盤です。

ブレーキキャリパーは、ブレーキパッドを固定する部品で、ブレーキの圧力と速度をコントロールする役割も担っています。

ブレーキパッドを正しく交換するためには、これら3つの部品がすべて正常に作動している必要があります。

もし、これらの部品のいずれかが摩耗したり、損傷したりしている場合は、ブレーキパッドを交換する前にそれらを交換する必要があります。

さらに、ブレーキパッドが正しく装着され、正しく機能するように、ブレーキキャリパーが正しくアライメント調整されていることが重要です。

ブレーキパッドの交換は難しい作業ではありませんが、ブレーキシステムに関する知識と適切な工具が必要です。

必要な部品がすべて良い状態であること、ブレーキキャリパーが正しく調整されていることを確認することが重要です。

ブレーキパッドの交換の流れ

ブレーキパッドの交換は比較的簡単です。まず古いブレーキパッドを取り外し、ローターに損傷がないかどうかを検査します。ローターが損傷している場合は、研磨または交換する必要があります。

その後、新しいブレーキパッドを取り付け、ブレーキの調整を行います。

最後に、ブレーキが正常に作動していることを確認するためにテストを行います。

エンブレを活用してパッドを長持ちさせよう

ブレーキパッドは消耗が激しく、乗らないと硬くなるのでとても厄介なパーツです。

交換には厚さ3ミリ以下が重要な目安。

ブレーキパッドはディーラーよりもカー用品店の方が安く交換できます。

多人数で乗るミニバンやハードな乗り方をするSUVは、社外品を活用すれば低価格で交換可能、かつ性能アップも期待できるでしょう。

最近はAT車に乗る方が多いと思いますが、なるべくエンジンブレーキを使えばブレーキが効かない状況になりにくくブレーキパッドも長持ちしますよ。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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