車のホイールは走行性能を上げるだけでなく、独特なデザインのホイールでカスタマイズすると車の印象が大きく変わり、自分の個性も主張できます。
しかしホイールは路面に近いので、一番汚れやすいパーツです。
ホイールに付着する汚れはとても頑固で車の見栄えが一気に悪くなるので、ホイールクリーナーのようなケミカルグッズが汚れを落とすには最適です。
ホイールクリーナーは選び方や洗い方を間違えると、ホイールをダメにする恐れがあります。
でもホイールの洗浄に、難しいテクニックは必要ありません。
ホイールクリーナーの選び方と正しい使い方をマスターして、カーライフを楽しんでください!
ホイールが汚れる原因は?専用クリーナーでこまめに洗浄
車で最も汚れやすいパーツが実はホイールです。
路面に一番近い位置に装着されているので、走っている間にあらゆる汚れが次々と付着します。
それだけでなく、ホイールの奥からブレーキパッドの欠片が細かい粉塵となり、「ブレーキダスト」となってホイールに付着します。
泥や油など色々な汚れが「これでもか!」と襲ってくるので、とても汚れやすいのです。
ブレーキダストによる汚れは普通の洗剤では除去できません。
そこで高い洗浄力を発揮する、専用のホイールクリーナーでこまめに洗浄することが必要です。
車用ホイールクリーナーの選び方
ホイールクリーナーは正しい選び方があります。
どんな製品にも「頑固な汚れも強力に分解」とあるからといって、適当に選んではいけません。
自分の車のホイルの素材や塗装に優しい成分なのかなど相性を考えて選びましょう。
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愛車のホイールとの相性を確認
ホイールクリーナーはカー用品店の店頭、またはネット通販ではたくさんの商品が並んでいますが、闇雲に選んではいけません。
ホイールはアルミまたは鉄でできているので、クリーナーは自分のホイールに合っているか見極めて選ぶ必要があります。
ホイールに付着した汚れは熱が加わっているのでとても頑固です。
成分が合わないとホイールにダメージを与え、塗装や素材さえも劣化させるので、適当に選ぶのは危険です。
ノーコンパウンドタイプはホイールに優しい
ホイールに優しいクリーナーを選ぶなら、研磨剤を使わないノーコンパウンドタイプを選びましょう。
研磨剤が配合されたクリーナーはホイールに細かい傷をつけてしまいます。
研磨剤が配合されていない製品は、ノーコンパウンドタイプと商品に明記されているので、買う前にすぐわかります。
塗布したら水で洗い流して、水分を丁寧に拭き取ります。
使用シーンにあわせてスプレーやシートなどのタイプを選ぶ
ホイールクリーナーには、スプレーやシートタイプなどの製品があります。
洗車のときについでにホイールクリーナーを使うのか、気になる汚れを時間をかけて落とすのか、使用シーンによって選びましょう。
スプレーにはジェル状や泡タイプなどの種類があります。
汚れが目立つときにササッと除去したいときはシートタイプを使うなど、シチュエーション別に使い分けるとともに、両方のタイプを用意しておくと便利です。
汎用性の高いタイプもある
ホイール専用のクリーナーはホイールの洗浄しか使えませんが、ホイールクリーナーという商品名でありながら、車のボデイケアやタイヤの洗浄にも使える多用途のタイプもあります。
製品別にクリーナーを用意する必要がないので、ホイールだけでなくボディやタイヤの洗浄作業をまとめて終わらせることができます。
また他のパーツにクリーナーが飛散しても劣化する心配がないので、安心して使えます。
ホイールクリーナーの代用って何がある?
BMWやメルセデスベンツといった欧州車は、ホイールが汚れやすい。
ホイールを洗浄しても直ぐに汚れるので放置している人もいるかもしれませんが、ホイールに焼付いてしうので要注意です。
市販のホイールクリーナーでも歯が立たないホイール汚れの正体は、油分とスチール繊維。
油分が固着している場合は、マジックリンや重曹などのアルカリ系洗剤が有効です。
さらにスチール繊維、つまり鉄粉や鉄錆など無機物の除去にはサンポールなどの酸性クリーナーが有効です。
ただし、焼き付いたダストが除去できたら、大量の流水で洗い流す必要があります。
洗い流しが不十分だとホイールだけでなくタイヤにダメージを与えます。
もし心配なら、重曹水で中和させて、再度、水で流すといいです。
ホイールの正しい洗い方
ホイールは適当に洗ってはいけません。
ホイールは思った以上に繊細なパーツですが、洗い方の順番と適切な道具を覚えておけば、難しいテクニックは全く必要ありません。
いつでもホイールをキレイに保つことができます。
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[st-step step_no=”1″]ホイールの洗浄は一番最初に![/st-step]
ホイールの洗浄は、車のボディよりも先に行います。
タイヤは路面の様々な汚れが付着しています。
泥やブレーキパッドから飛散した油汚れ、タイヤには酸性雨の酸が付着している可能性があります。
車のボディを先に洗浄してしまうと、せっかくキレイにしたボディにタイヤやホイールに付着した細かい汚れが飛散します。
最初は鉄粉除去剤を塗布し、鉄粉が浮き出てから水で丁寧に洗い流します。
[st-step step_no=”2″]カーシャンプーで洗い流す[/st-step]
水でホイールに付着した汚れを洗い流した後で、ボディに使うカーシャンプーをスポンジに含ませて、ホイールの汚れを洗い流します。
細かい部分は洗いにくくて手間がかかりますが、丁寧に根気よくキレイに洗い流しましょう。
洗い流しにブラシやスポンジを使うと傷の原因になるので、あくまで水だけにします。
[st-step step_no=”3″]ホイールクリーナーで汚れを落とす[/st-step]
ホイールを水洗いしているうちに、こびりついた鉄粉が徐々に浮き出てきます。
鉄粉などが混じった油汚れを、ホイールクリーナーで洗浄して落とします。
ヨーロッパの車はブレーキダストで汚れが酷くなるので、水をたっぷりかけた後でクリーナーで汚れを落とします。
汚れが酷いときは、ケルヒャーなどの高圧洗浄機を使うのも一案です。
[st-step step_no=”4″]コーティング剤を塗る[/st-step]
続いてホイールにはコーティング剤を塗布するとホイールを汚れから守り、後々の洗車作業が短い時間で済みます。
コーティング剤を塗ったら、乾ききらないうちにスポンジで塗りのばします。
塗りのばしたコーテイング剤と残った水分を一緒にふき取るには、マイクロファイバークロスを使います。
車用ホイールクリーナーの人気ランキング10選
専用スポンジが付属するタイプ、自然な艶を出すタイプ、ブレーキダストが酷いヨーロッパ向けをネット限定で発売する製品、本来は業務用など個性豊かです。
人気商品から目的に合ったクリーナーを選んでくださいね!
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SONAX (ソナックス) エクストリーム ホイールクリーナー
ホイールを傷めずに鉄粉を除去する成分を配合しています。
強力なブレーキダストの汚れを素早く取り除き、アルミやメッキ、鉄製のホイールに幅広く使えます。
Surluster(シュアラスター) ホイルクリーナー
強いコンパウンドを使用していないので、洗浄には慎重さが求められるホイール洗浄に安心して使えます。
専用スポンジブラシが付属するので、細かい部分もしっかりと丁寧に洗浄できます。
3M タイヤ&ホイールクリーナー
泡立ちがよく、スプレーするとブレーキダストをみるみるうちにキレイに取り除きます。
仕上がりは自然な艶が出てホイールとタイヤがキレイになります。
なお業務用なので表示や取扱説明書が一般消費者向けに同梱されていません。
呉工業STONER フォーミングジェル ホイールクリーナー
ディープクリーンジェルは洗浄力に優れ、ブレーキダストやオイル、グリースなどの頑固な汚れを分解して除去。
鉄やアルミにメッキなど多種のホイールに使用できて、タイヤクリーナーとしても使用できます。
洗車の王国 鉄粉除去剤 アイアンカット
ボディに付着した鉄粉を、スプレーだけでみるみるうちに除去するので、傷がつく心配がありません。
ボディやホイールにガラス面にも使え液性は中性なので、メッキやプラスチックにかかってもシミが発生しません。
オカモト産業 車まるごと鉄粉クリーナー
鉄粉からブレーキダストまで、ボディシャンプー感覚で楽に洗浄できます。
それでいて頑固な汚れを化学反応で強力に落とします。冬場の融雪剤としても使えるマルチユースが魅力です。
カーピカル 業務用強力アルミクリーナー
業務用なので市中のカー用品店では手に入りません。
通常の洗剤では完全に落ちないブレーキダストの汚れが、溶けるようにキレイに落ちます。
嫌な匂いもなく無色なので、見た目も自然な仕上がりです。
ソフト99 アイアンターミネーター【ホイールクリーナー】
ソフト99がヨーロッパ諸国に輸出している製品ですが、日本のユーザー向けにネット販売で提供しています。
ヨーロッパ車特有のホイール表面に刺さるように焼き付く強烈なブレーキダストを、楽な作業でスピーディーに溶解する高性能です。
リンレイ ホイールクリーナー
カーシャンプーでは落ちない頑固な汚れを強力洗浄、粘調フォームはタレにくく、ブレーキダストの汚れをしっかり落とします。
水だけで洗うよりも汚れが落ち、コーティングがなくても満足な仕上がりです。
ソフト99 フクピカホイール専用拭くだけシート
拭くだけでブレーキダストや油汚れをしっかり落とします。
スプレータイプのようにボディに飛散する心配がなく、素材を痛めにくいノーコンパウンドタイプです。幅広いホイールに使え、仕上がりが長持ちし、手肌に優しい中性タイプです。
タイヤの汚れが気になるならタイヤワックス!
ホイールはキレイになっても、タイヤが汚れていては車の印象が今ひとつです。
タイヤの汚れが気になるときは、タイヤワックスで輝きを取り戻しましょう。
油性と水性があり、油性は艶が長持ちして黒いタイヤをさらに黒く見せます。
一方、水性は短時間で塗ることができるので、効率よく作業したい人に向いていますが光沢が長持ちしないのが難点です。
タイヤワックスには、油性の石油系溶剤が含まれます。この成分によってタイヤの劣化防止剤を押し流したり、塗り過ぎるとひび割れを起こしたりします。
タイヤワックスを使うときは、ホイールに飛散しないよう塗ることも気をつけてください。
目的に合ったクリーナーを選ぼう
ホイールクリーナーは選択を間違えるとホイールにダメージを与えます。
ホイールに傷をつけず、研磨剤が配合されていないノーコンパウンドタイプは第一候補となります。
ホイールにこだわる車好きの人は業務用、またはブレーキダストが酷いヨーロッパ仕様を選べば、コスパ抜群です。
時間がなくて効率よく作業したい人は、ボデイ洗浄にも同時に使える汎用タイプがベストです。
目的に合ったクリーナーを選び、足元から自分の個性を主張するカーライフを楽しんでください。