【車コーティング】洗車機はダメ!?手洗いで長持ちさせる極意3か条

コーティングを施工した車は美しさを保つ効果が何年も持続するので、全くメンテナンスしなくてもよさそうな気もしますが、そんなことはありません。

月に一度くらいは洗車を行い、コーティングのメンテナンスを行う必要があります。

ボディーを汚れから守るコーティング剤のガラス被膜は、日数の経過で汚れによるダメージを受け、コーティングの効果と耐久性や撥水性が落ちてきます。

洗車も闇雲に行うとかえって傷をつけたり、塗装面に悪影響が出るので、正しい洗車の方法を覚えましょう。業者に頼むときの注意点も合わせてご紹介しますね。

目次

コーティングした車も洗車って必要なの?

コーティングした車は水洗い不要と案内されることもありますが、月に一回くらいの洗車は必要です。

ボディーを汚れから守る分、コーティングがダメージを負って耐久性が低下するからです。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]洗車って必要?[/st-minihukidashi]

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洗車をすることでコーティングを長持ちさせることができる

コーティングは施工から日数が経つと表面に付着した汚れが酸化して、折角のコーティングがくすんで見えるようになります。

また撥水性コーティングは、汚れによって特徴である水玉が転がりにくくなります。定期的に洗車を行えば、コーティングを長持ちさせることができるのです。

悪路や悪天候などで汚れたり、海辺を走ったりした後は、ガラスコーティングであっても塗装面に汚れが到達してガラス被膜がダメージを受けることがあります。

すぐに洗車する習慣をつけたいですね。

水洗いだけで大丈夫?

コーティングを施した車の洗車は水洗いだけでも大丈夫ですが、油汚れなど、水だけでは落ちない汚れが付着している可能性もあります。

時々はカーシャンプーで洗車を行いましょう。水洗いを数回行ったら、1回シャンプー洗車する頻度が適切です。

カーシャンプーで洗車を行うと、シャンプーの泡がボディーとスポンジの間にクッションとなる効果があります。

泡がクッションとなって洗車のときにガラス被膜に傷がつきにくくなるので、よりキレイにボディーの汚れを落とせますよ。

シャンプー洗車ならどれがいい?

カーシャンプーにはアルカリ性と中性、2つのタイプがあります。

アルカリ性のカーシャンプーは油汚れを分解する性能に優れ、錆が浮きにくいメリットがありますが、コーティングへの負担が大きいデメリットがあります。

また弱アルカリ性のカーシャンプーは泡が残っているとアルカリ性が更に強くなって、その部分から浸食が始まります。

アルカリ性のカーシャンプーで洗車するときは、洗剤がボディーに付着している時間を短くしましょう。ホイールには絶対にかからないように作業してください。

中性タイプはアルカリ性よりも洗浄力は落ちますが、コーティングへの負担は小さく水や油など、あらゆる汚れを分解するので、基本的には中性洗剤を使用するのがおすすめです。

自分でコーティング車を洗車するなら守りたい項目

コーティング車の洗車はいつ行っても良い訳ではありません。

汚れを付着させないためにもベストの天候があります。

洗車の際にあると便利なアイテムも、合わせてご紹介しましょう。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ベストな洗車方法[/st-minihukidashi]

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炎天下での作業はなるべく避ける

洗車のとき、水道水に含まれるミネラル分やカルキが原因で、シミが付着することもあります。

洗車が完了した後、水分が乾くと塩素やカルキだけが残ってシミやウォータースポットとなります。また酸性雨も塗装面を劣化させてシミの原因となります。

ウォータースポットやシミを防ぐには、洗車のとき水分が完全に乾かないようにします。

気温が高くない日や曇りの日に行うと効果的ですよ。

風や黄砂にも注意

風が吹く日は砂ぼこりが舞い上がるので、洗車には適した気候ではありません。

砂ぼこりは粒子が細かく目には見えにくいので、車の表面に付着して気づかないうちにボディーに傷をつけている可能性があります。

また春先の黄砂にも注意しましょう。

晴れた日は太陽の光が降り注いでついつい洗車したくなりますが、風で砂ぼこりが舞いやすいので避けるべきなのです。

シャンプー使用時にはしっかり流す

カーシャンプーは泡切れが悪いとボディーに残り、かえって汚れやウォータースポットの元となるのでしっかりと流しましょう。

シャンプーで洗うとミラーの下部やトランク、またはハッチバックの下に黒い筋が伸びやすいので要注意です。

シャンプー洗車は泡で汚れが見えにくいので、泥汚れに気づかずに力を入れてしまい、傷をつけてしまいます。あまり丁寧に行わず、むしろスピーディーに行うと大丈夫ですよ。
   

コンパウンド入りのシャンプーやワックスはNG

カーワックスはツヤが美しいからといって、ガラスコーティングを施した車に併用することはおすすめしません。

カーワックスは紫外線で劣化しやすいので、併用するとガラスコーティングのガラス被膜も一緒に劣化させるからです。

コンパウンドが配合されたシャンプーやカーワックスは磨き粉であり、ボディーに傷をつけるばかりか、弱いコーティングは剝がれてしまいます。

高圧洗浄機は心強い味方

ケルヒャーなどの高圧洗浄機は水圧で汚れを落とすので、コーティングが剥がれる心配がありません。

ブラシによってボディーに小さな傷がつくことも避けられます。

丁寧に洗車している時間が無いときもあるでしょう。高圧洗浄機を使えば作業も短時間で終わるので、洗車にはとても強い味方になります。

業者に洗車を依頼するならチェックしよう

業者に洗車してもらう前に、ガソリンスタンド・コイン洗車または専門業者、それぞれの特徴を理解しましょう。

安易に選ぶとボディーに傷がつくことになりかねません。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]特徴[/st-minihukidashi]

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ガソリンスタンドやコイン洗車場の場合

ガソリンスタンドは構造上、炎天下での作業になりがちです。なるべく屋根の下か、ピット内部で作業してもらえないか頼んでみて下さい。

また手洗い・洗車機、どちらにしても傷のリスクは避けられません。

コイン洗車場では機械を避け、なるべく手洗いで洗車しましょう。

機械洗車は洗い残しが少なくなるよう、強い力でゴムの束を打ち付けているからです。

撫でるだけで落ちる汚れにも強い力を加えているので、ボディーに傷をつけたり撥水性が低下したりします。
    

洗車専門業者の場合

洗車専門の業者ならガレージのような設備で作業するので、紫外線や風の影響を受けにくいメリットがあります。

一台ずつしっかり洗車するので、機械洗車を行う業者は非常に少ないです。

デメリットは費用はかさむことですが、水の拭き残しが少ないなど、専門業車ならではの仕上がりには満足が行く筈です。    

これができれば完璧!コーティング車の洗車方法

コーティング車の洗車は何となく行ってはいけません。

ボディーに傷をつけないためにも、必要な手順と絶対してはいけない注意事項をきちんと守りましょう。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]コーティング車の洗車方法[/st-minihukidashi]

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水をかけてボディを冷やす

コーティング剤は熱で柔らかくなるものもあるので、柔らかいコーティング剤は傷がつきやすくなって耐久性が低下します。

ボディーを冷やしてコーティング剤を締めましょう。

バケツに汲んだ少量の水ではボディーの温度は低下しないので、ホースで大量の水をかけるくらいが良いですね。

コーティング剤が締まっていないと、次の工程にも悪影響を及ぼしますよ。
  

いきなりスポンジはNG!大量の水で汚れを落とそう

コーティングしたボディーを最初からスポンジで洗うと、どれだけソフトに洗車したつもりでも、砂ぼこりなどの細かい汚れで傷がつく恐れがあります。

せっかくコーティングしても、ツルツルしたボディーをゴシゴシスこするのと同じなので、たっぷりと水をかけて汚れを落としてからスポンジを使いましょう。
  

ドアやバンパーの隙間は水圧で汚れを落とす

ドアやバンパーの隙間など水が溜まりやすい個所は、水圧で汚れを落とすのがおすすめです。中に入り込んだ汚れを強い水流で落とす原理です。

洗車後の拭き取りではクロスを入れられない個所なので、放置すると作業完了後はキレイに見えても走り出すと水が流れ出します。

塗装面にも悪影響を与えるので、水圧で汚れを落としましょう。    

セーム布やマイクロファイバークロスで一気に拭きあげていく

セーム布は常時大量の水分を含ませることができるので、傷がつきにくい性質があり、拭き取りにはうってつけのアイテムです。

もしもセーム布が無ければ、代わりにマイクロファイバークロスを使いましょう。

拭き取る時に吸水用と、洗車のときに使ったものとは分けて使うことも大事です。
   

乾いたクロスでガラスを拭きあげる

乾いたクロスを使えば、セーム布でガラスを拭いてもスジ状に残るので、キレイに拭き取れません。

ガラス表面が少し濡れているときに乾いたクロスで拭き取れば、スジにならずきれいに仕上がります。

ドアなどのパネルの内側を拭きあげる

ドアを開けると、ウェザーストリップ外側に大量の水分が付着しています。

セーム布は入り組んだパーツの拭き取りは勝手が悪いので、乾いたファイバークロスを使うと大丈夫です。    

カー用品店で販売されている、ワックスを含んだ布で拭き取るとワックスの油分で傷になりにくくなります。

布も少し乾いている状態なので、水分を吸収してくれますよ。

まとめ

コーティング車の洗車は晴れた日に行うとコーティング剤が緩みます。

炎天下は避け、水でコーティング剤を締めましょう。

またスポンジもいきなり使うのではなく、事前に汚れをしっかり落としてから使うことが大切です。

業者を選ぶときは、ガソリンスタンドやコイン洗車を避けて、専門業者に頼めば確実ですが、自分で洗車するときはブラシを使わないようにしましょう。

  • 晴れた日を避ける
  • 事前に大量の水で汚れを落とす
  • ブラシは使わない

コーティング車の洗車は以上の3が条を守れば、効果と耐久性が長続きします。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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