【フロントガラス撥水加工】ワイパー要らず?!撥水コーティングおすすめ5選

フロントガラスの悩みは、雨の日に水滴で視界が悪化することです。ワイパーを動かしても、次々降ってくる雨粒で視界は効かず…

解決策は、フロントガラスに撥水加工を施すことです。

コーティング剤の被膜効果で雨粒は水玉状になってガラス表面を流れ落ちるので、ある程度のスピードで走っているとワイパーを動かす必要が無くなります。

そんなに効果があるなら、自分の車にも撥水加工を施したくなりませんか?

もちろん自分でもできますが、コーティング剤を塗る前に汚れをしっかり除去しないと、効果が落ちてしまうので注意が必要です。

フロントガラスの撥水加工で注意したいことや、自分で作業する際におすすめのアイテムをご紹介します!

目次

フロントガラスの撥水コーティングをしたほうが良い理由2つ

フロントガラスに撥水コーティングを行うメリットは雨の日でも視界がクリアになり、汚れもつきにくくなってメンテナンスがとても楽になることです。

フロントガラスの水をよく弾くのでワイパーの作動が最小限に抑えられ、ワイパーゴムの劣化を防ぐメリットもありますよ。

ブーまる

撥水コーティングのメリットを解説するブー

【理由1】雨の日でも視界をクリアにしてくれるから

フロントガラスが汚れていると、油膜や汚れによってガラス表面が微妙にデコボコするので水分が付着しやすくなります。

雨の日でも視界をクリアにするには徹底的にフロントガラスをキレイにする必要がありますが、手間がかかって大変です。

コーティング剤による撥水加工を施すと一定以上のスピードでは風圧で水滴が弾かれ、ワイパーを使わなくてもクリアな視界が確保されるのです。

撥水効果でフロントガラスに付着した水滴が水玉状になり、自然とガラス表面を流れ落ちていきます。

【理由2】撥水コーティングは霜や凍結防止にも効果あるから

撥水コーティングのメリットは雨の日だけではありません。冬の運転にも効果を発揮します。

フロントガラスには対向車の排気ガスから油分などが付着するので、冬には霜が降り凍結しやすくなるのです。

撥水コーティングを行うと、フロントガラスと凍結面の間にコーティングの被膜が入るので、霜の付着やガラス表面の凍結を防ぎ、霜が降りてもワイパーを動かすだけで霜が取れるのは大きなメリットです。

雪が降らない時期から撥水加工を行うと、真冬の運転がとても楽になりますよ!

ブーまる

デメリットもあるんだブー

フロントガラスに撥水加工するデメリット

フロントガラスの撥水加工はメリットが多いですが、コーテイング方法によってデメリットもあります。

コーテイング方法の一つであるシリコン系は、持続性が短く撥水効果が早めに落ち、ワイパーの動作で一瞬白く曇るデメリットがあります。また劣化すると曇りやすくなることも。

さらにワイパーのビビリ音(乾いたガラス表面とワイパーが擦れて発生する音)が発生しやすく、ワイパーの擦れでコーティングがはがれやすいのもデメリットです。

他にはコーティングの下地処理が不十分だとムラができ、雨の降り方では前が見えにくいときもあります。

コーテイング方法のもう一つはフッ素系ですが、持続性が長く半年くらい持ちます。この方法ならデメリットはあまりありません。

ブーまる

コーティングの種類について説明するブー

フロントガラスの撥水コーティングの種類って?

撥水 pic.twitter.com/fSu6n1M3fi

— GAMY™ (@GAMY_AMG) 2019年7月7日

フロントガラスの撥水コーティング方法はシリコン系とフッ素系の2種類があり、それぞれに特徴があります。

水をよく弾くか、または弾くだけでなく持続性が長い方を選ぶか、コーテイング方法の違いをよく理解しましょう。

1.弾きの良いシリコン系

シリコン系はフロントガラス表面の水を弾く効果に優れ、一度行うと水がスイスイと滑るので弾きの良さを実感できるコーテイング方法です。

またフッ素系に比べて価格が安いのも魅力です。

但しコーティングの耐久性は長く続かず、2か月くらいで切れることもあるため、短いサイクルでコーティングを行う必要があるのがデメリットではあります。

作業の手間をいとわない人にはおすすめのコーティング方法です。

2.耐久性があるフッ素系

フッ素系でフロントガラスにコーティングを行うと、水分や油分をよく弾くだけでなく持続性が高いので、効果が長持ちします。何と1年以上持続することもあります!

効果を長く保ちたい方や、コーティングを頻繁に行う手間をかけたくない人に向いています。

価格はシリコン系と比べるとやや高めで、シリコン系より作業時間もかかりますが持続性がが長く、フッ素系とのコスト比較はトータルではほぼプラスマイナスゼロといって良いでしょう。

撥水じゃなくて親水ってなに?

コーティング方法には親水というタイプもあります。

撥水は水を弾きますが、親水は水と親しむと書くように、ガラス表面に付着した水分をフロントガラスと馴染ませて水分を消失させる方法で、ドアミラーやサイドのウインドウは親水タイプがおすすめです。

フロントガラスに親水タイプのコーティングを施すと、走行中に水の膜が波を打つような感じになり、水分が引くのも遅くデメリットが多くなります。

自分でフロントガラスの撥水コーティングをする方法

フロントガラスの撥水コーティングは難しくないので、自分でも作業できます。

コーティング剤の効果を落とさないよう、作業前の下地処理としてガラスの汚れや油膜をしっかり落とします。

ガラス表面の汚れを一気に落とすのではなく、狭い範囲を繰り返して作業すると作業性がよくなりますよ。

ブーまる

手順や注意点を詳しく解説していくブー

1.ガラスの前処理がとっても大切

コーティングを行う際に下地処理はとても大切です。

フロントガラスに付着した油膜と汚れを丁寧に除去しないと、コーティングの効果は発揮されません。

また作業性も落ちてしまうので、十分に除去してください。

フロントガラスの油膜や汚れ落としに便利なアイテム

フロントガラスの油膜や汚れは、石鹸水・油膜クリーナー・食器用洗剤があると落としやすくなります。

石鹼水で窓をゴシゴシとこすり、水でキレイに流す方法は結構効果があります。

油膜をきちんと落とさないと撥水コーティング剤の効果が落ちるので、油膜クリーナーや研磨剤はあった方が良いですね。

食器用洗剤は意外にも油分を落とす効果があります。泡切れも良いので濃い色の車にも使えます。

狭い範囲を繰り返してやるのがキレイにするポイント

コーティングの下地処理は、ガラス表面全体を一気に行うのではなく、狭い範囲を繰り返し行うことが重要です。

油膜除去剤を塗布した後の放置時間が長いと、最初に塗布した箇所の適切な放置時間をオーバーしている可能性があります。

更にガラス全面に塗布した油膜除去剤を、一気に拭き取ろうとすると白く残る可能性があり、油分を塗り広げるだけに終わることにもなるのです。

狭い面積を少しずつ塗布したあとで拭き取るのが、キレイにするポイントです。

2.ガラスに撥水剤を塗り込む

下地処理が完了したら、汚れていないうちに撥水剤をガラス表面に塗りこみましょう。

ワックスのように、塗る方向は気にする必要はありません。薄く塗るのがコツです。

なお液が透明なので、どこに塗ったかわからなくならなることがあります。

塗り残さないように注意して塗ってください。大きなガラスなら、半分に分けて作業すると良いですね。

3.5分~15分程度乾燥させる

撥水剤を塗り終わったら、被膜を乾燥させてコーティング被膜を定着させます。

充分に乾燥させないとガラス表面はキレイにならず、撥水性も落ちてしまうので時間を省略してはいけません。

乾燥時間の目安は夏場は5分、冬場は15分程度乾燥ですが、夏は日差しがキツいので5分経たなくても乾くことがあります。冬は15分は絶対に乾燥させた方が良いでしょう。

4.クロスでしっかり拭き取る

撥水剤の拭き取りには使い捨て系のクロスを使うと良いかもしれません。

少し力を入れて、拭き取ったときにできるスジが見えなくなるくらいに拭き取ります。

被膜がきちんと定着していれば、すぐに拭き取れるのです。

どうしてもキレイに拭き取れないときはイライラしますが、そんなときはさらにもう1日放置しましょう。

コーティングが充分乾燥していない可能性があるからです。次の日に拭き取ると良いですよ。

撥水コーティングを長持ちさせる3つのポイント

撥水コーティング剤の効果を長持ちさせるには作業前に汚れをしっかり落とすことが大事です。

そして目指す用途によってシリコン系かフッ素系か、どちらかのコーティング剤を適切に選びましょう。

1.塗る前にしっかり汚れを落とす

コーティングの持続性を保つには、撥水剤を塗る前に汚れをしっかりと落とすことが大切です。

汚れがついたままだと、その部分からコーティングが剥げてしまいます。

また作業効率も落ち、ガラス表面に残っている油分を塗り広げるだけで徒労に終わることになりかねません。

ウォッシャー液をコーティング剤のメーカーと出来るだけ合わせることも、効果を上げるには大切ですね。

2.用途に合わせた撥水剤を選ぶ

コーティングの持続性を長持ちさせるには、シリコン系またはフッ素系、用途に合わせた撥水剤を選びましょう。

水を弾く効果か持続性か、どちらを重視するかで選ぶ撥水剤も変わります。

持続性を重視しているのにシリコン系の撥水剤を選んだのでは、まったく意味がありません。

自分が目的とする用途にきちんと合った撥水剤を選んでくださいね。    

3.しっかり乾燥させてから拭き取る

コーティングの効果を長く持続させるには、しっかり時間をかけて乾燥させてから撥水剤を拭き取りましょう。

乾燥時間を充分にかけないと、撥水剤を塗った後にどれだけ拭いても拭き取り切れず、徒労に終わることになりかねません。

またコーティングの効果も落ちてしまいます。「もういいだろう」と思い込みで判断することはしないで、きちんと時間を測って乾燥させましょう。

フロントガラス・ウィンドウに最強「撥水コーティング」おすすめ5選

多くのユーザーから評価されている、おすすめの撥水コーティング剤5アイテムを紹介します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]撥水コーティングおすすめ5選[/st-minihukidashi]

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しぶとい雨水でも運転が楽になる最強のコーティング剤の中から、自分に合った製品をピックアップしてください!

撥水コーティング剤の選び方

撥水コーティング剤は加工を施すガラスの位置で選ぶ製品が決まります。使いやすさや持続性も参考にしましょう。

迷ったときは口コミがとても参考になりますよ。

撥水加工するガラスの場所で変える

撥水加工は同じコーティング剤でもフロントガラス、またはリアガラスかサイドウインドウのどれかによって耐久性が持続する期間が違うことがあります。

またフロントガラスなら撥水性のコーティング剤がおすすめですが、ドアミラーやサイドウインドウだと親水性の方が合っています。

どの部分のガラスに加工を施すかによって、適切に選んでくださいね。

撥水の施工や手入れが簡単

撥水コーティング剤を選ぶなら、施工と手入れが簡単なものを選びたいですね。

何故なら使い方が簡単な製品は間違いが起こりにくく、コーティング剤が本来持っている性能を使う人が誰でも安定して発揮できるからです。

扱いやすいコーティング剤を選べば、間違いなく安心して使えるのでぜひ重視したいポイントの一つですよ。

耐久性はどれくらいか

撥水コーティング剤を選ぶポイントとしては耐久性も重要です。

一回塗って効果が長く続けば、その都度新しいコーティング剤を買う必要がありませんね。

簡単に塗れて効果が長く続く撥水剤はとても有り難く、結果としてコストパフォーマンスも優れています。

撥水コーティング剤の耐久性も、選び方のポイントとして着目すると良いでしょう。       

やっぱり口コミも重要?!

コーティング剤は種類が色々あって、自分で判断がつかない人もいると思います。

そんな時はぜひ製品の口コミを参考にすると良いですね。

多くのユーザーの声が聞けるので自分に合った製品選びや、適切な使い方のヒントになるので、コーティング剤の口コミや総合評価を通販サイトなどでご覧になってはいかがでしょうか。   

SOFT99 超ガラコ(フッ素系)

元々定評あるSOFT99のガラコですが、従来品の約6倍もの長寿命という驚きの効果を実現しました。

フッ素の被膜で油膜やいまいましいウロコもつきにくく、ワイパーの摩擦からも守りますよ。

CCI スマートビューONE ガラスコーティング(フッ素系)

今までの同社製品と比べて6倍も耐久性が持続します。

広いヘッドで大きいガラス面積を一気に塗布でき、塗ったあとも拭くだけで乾燥させる必要がありません。それでいて雨をしっかり弾き、油膜もつきにくい優れものです!

SOFT99 ガラコ デカ丸(シリコン系)

従来品より60パーセントも増量し、大きな容量で素早く塗れます。

通常走行でも水分をしっかり弾くので、雨でもワイパーを動作しないで走行可能なのは魅力のアイテムですよ!

スーパーレイン・X「らくヌリ」(シリコン系)

らくヌリの名称の通り、手を汚さないで塗布できる撥水コーティング剤です。

撥水性能はとても強力で時速40キロから発揮され、通常走行ならワイパーを動作する必要がありませんね。

シュアラスター ウィンドウコーティング剤 ゼロウィンドウ(シリコン系)

スプレーした後30秒後に拭き取るだけでしっかり水を弾きます。

またガラスが濡れていても施工可能!乾燥している状態より効果は落ちますが、急な雨でも安心できるアイテムです。また洗車機で洗車した後もすぐ使えますね!

撥水コーティングするとワイパーのビビり音がするのはなぜ?対策ってある?

フロントガラス表面の水分が失われて乾燥したときにワイパーを動作させると、ガラス表面と擦れてビビリ音が発生します。

一度聞くと背中がゾクッとする嫌な音で、明らかにガラス表面にもワイパーにもよくないと感じますね。

ビビリ音が発生するとコーティングが剝がれてしまうので、グラファイトタイプのワイパーがおすすめです。

グラファイトタイプは、油分が少なく潤滑性に優れているので、撥水コーティングに向いているワイパーです。

フロントガラスのコーティングを自分じゃなくてプロに依頼するのは?

フロントガラスのコーティングが自分で作業するのが不安ならば、プロに依頼するのがオススメです。

ガラスの汚れ具合を知り尽くし、汚れがつかない状況下で行う施工は絶対に満足、納得できる仕上がりです。  

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プロの撥水コーティングの特徴

プロの業者はコーティングの下地処理として汚れと油膜を徹底的に除去した後で、ガラスを乾かしてコーティング剤を均一にガラス全体に塗布します。

適切な乾燥時間の後でコーティング硬化剤をガラス表面に均一に塗布します。

プロの作業は埃やその他の汚れが付着しないよう、風の無い場所で行うので汚れがつかず信頼感は素人の作業とは比較になりません。もちろん効果は長く持続しますよ。

プロに依頼すると費用はどれくらい?

どんな業態に依頼するかで費用は変わります。

一例ですが、カー用品店などの量販店ではコーティング剤があれば施工可能なので、高くても2,000円程度あれば大丈夫でしょう。

ただこれが専門店だと事情は変わります。

前処理を徹底的に行ってから撥水性と耐久性を兼ね備えたコーティング剤を塗布するので量販店の10倍、20,000円、安くても10,000円は必要になります。

しかし1年も効果が持続するので、結果的にはコスパ抜群とも考えられますね。

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まとめ

フロントガラスの撥水加工は雨でもワイパー要らずで走れ、冬には霜の付着や凍結防止もできるので、視界を確保して運転しやすくするためにはぜひ行いたいですね。

コーティング剤の効果を発揮するには、下地処理をしっかり行い汚れと油膜を残さないようにしましょう。

シリコン系かフッ素系か、用途によってコーティング剤を選ぶことも重要です。

しっかり乾燥させないとコーティング剤が拭き取れず、撥水効果も落ちます。

前処理と用途による選択、そして乾燥に気をつければ、弱い雨ならワイパー要らずで運転が楽になりますよ。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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