車のエアコンから異音が聞こえてきたらドキリとするでしょう。
万一故障だったら修理代が心配で憂鬱になりますが、夏はエアコン無しで車に乗れないので益々頭が痛くなりますね。
最終的にディーラーや整備工場に見てもらうことになりますが、異音の種類によって考えられる原因が異なります。
修理の出費は痛いですが、点検に持ち込む前に異音を聞き分けることができればその後の対策を立てやすく、必要以上に事態を悪化させることを避けられます。
この記事では以下の点について詳しく解説します。
異音の種類を把握して、万一の時に冷静に対応して下さいね。
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車のエアコンから発生する異音のよくある原因とは?
よくある原因はコンプレッサーの故障ですが、他にもブロアファンモーターの不具合、エアコンフィルターの汚れで異音が出ることもあります。
またエアコンガスの減少が異音を発生させることもあるのです。
異音の原因
コンプレッサーの故障
コンプレッサーが焼き付くと異音が発生します。
エアコンをつけないと燃費は良くなりますが、極端に使わないでいると高速道路で回転を上げて走る時に故障することがあり、エアコンは実は適度に使うことも大事なのです。
いきなり故障することもあります。コンプレッサーが動かなくなるとエバポレーターもブロアファンモーターも動作しないので、夏場に起きると最悪ですね。
エアコンコンプレッサーの異音
ブロアファンモーターの故障
カラカラまたはキュルキュルという異音が出たら、ブロアファンモーターが故障している可能性があります。
ブロアファンモーターは扇風機の役目があり、冷えた空気を車内へ送りますが、故障するとエアコンをつけても冷たい風が車内に送られません。修理あるいは交換する必要があります。
ブロアファンモーターの異音
エアコンフィルターの目詰まり
エアコンフィルターを長く交換しないと、目詰まりを起こしてガラガラという異音が発生します。
フィルターが詰まるとエアコンの効果が落ちるばかりか、汚れを車内に持ち込んで悪臭が漂います。
車検の時に交換する方が多いと思いますが、前回の交換から10,000km走行または1年後には清掃、あるいは交換することが理想的ですよ。
ファンベルトが鳴いてる
ガラガラやキュルキュル音はベルトが原因のこともあります。
ベルトが緩んでいたり、亀裂または劣化したりすると発生します。
万一ファンベルトが切れたらエアコンだけでなく車自体が動かなくなるので、早めに交換してもらいましょう。
走行距離100,000kmまたは使い始めから3~5年後に交換しますが、使用環境によって異なるので、ガラガラ・キュルキュル音が聞こえた時は注意して下さい。
エアコンガスが減っている
コンプレッサーからの異音がウオーンという、エンジンの回転数と同調した音が後でガラガラ音に変化すると、エアコンのガスが減っている可能性があります。
エアコンをつけていてもいなくても、スピードが出ていない時に出やすい異音です。
ガラガラ音は既にコンプレッサーが故障していることも考えられます。音に気が付いたら早めに対応しましょう。
エアコンからでる異音の種類でも症状がわかる?!
エアコンから聞こえる異音で、不具合の症状を把握出来ます。
音は様々ですが、似たような紛らわしい異音は判断に迷うこともありますね。すぐ点検してももらいましょう。
エアコンからでる異音一覧
異音によって症状をある程度、特定できます。
ウィーン
エアコンのコンプレッサーに何らかの不具合があると、スイッチを入れた時にウィーンという異音が発生します。
原因は様々で、ガスが減ってコンプレッサーの焼き付きや、コンプレッサーそのものが劣化するケースが考えられますね。
またはベアリングという部品が、何かしらの不具合で損傷している場合にも発生することがあるのです。
ブーン
ブーンという異音が聞こえると、ビニール袋や葉っぱなどのゴミがブロアファンモーターに付着していることがあります。
ゴミは気が付いたら取れている場合もありますが、いつまでも取れない時は除去するしかありません。
自分では不安な時は整備工場やディーラーに依頼しますが、無料で応じる場合もあれば数千円程度請求されることもあります。事前に確認すると良いですね。
キーン
室内に冷たい風を送るためのブロアファンモーターが劣化したり、またはファンモーターが油切れを起こしたりなどの原因で発生する異音です。
ファンの回り方の強弱と連動して、異音の大きさが変化することもあります。
ウォーン
エアコンのガスの量が不足している時にコンプレッサーから発生します。
またブロアファンモーターのベアリングから発生することもありますが、音がしても長時間持ちこたえるので、エアコンの吹き出し量が弱くならない限り気にすることはありません。
ジー
ジーという異音は古くなった車によく発生します。
エアコンをつけた時だけ発生するなら、コンプレッサーの故障です。
ジー音はカラカラ音に変化する場合があるので、コンプレッサーのそばにあるマグネットクラッチという部品が原因という場合も考えられます。
シュー
エアコンのガス漏れが起きている可能性があります。
エアコンとパイプまたはコンプレッサーとの結合部分に、ゴムでできたパッキンが装着されていますが、経年劣化でパッキンが破れてガスが漏れることがあるのです。
カチカチ
コンプレッサーのそばにあるマグネットクラッチが吸い付いたり離脱したりしている可能性があります。
アクセルとマグネットクラッチは連動しているので、加速するとカチカチ音が鳴ります。
エアコンをつけて加速する時に鳴れば問題ありませんが、エアコンを切っていて鳴る時はコンプレッサーに問題があり、放置はいけません。
早めに整備工場へ持ち込みましょう。
カラカラ・カタカタ
エアコンからカタカタ鳴るときは、ブロアファンモーターやガスの放熱用ファンの異音またはコンプレッサーやベアリングの異音が考えられます。
カタカタはブロアファンモーターに葉っぱが侵入して、風の影響でカタカタと鳴ることが考えられます。
風量に連動して音も大きくなるなら葉っぱの可能性は高いです。
シャー
エアコンのマグネットクラッチは、エアコンのスイッチを入れると繋がり、切ると離れてコンプレッサーを制御しています。
シャーという異音はマグネットクラッチが悪くなると発生する異音です。
またはコンプレッサーのベアリングも考えられますね。
キュルキュル
ファンベルトが原因とよくいわれますが、ファンベルトを掛けているプーリーという車輪が、ベアリングの摩耗によってキュルキュル音を発生することもあります。
またマグネットクラッチが滑ってコンプレッサーから異音が発生することもあるのです。
車のエアコンからでる異音への対処法
エアコンから聞こえた異音の種類によって、交換や修理など、必要な対処法を講じることになります。
交換や修理など
異音を把握することで必要な対策を早めに考えることが出来ますよ。
車のエアコンの修理費用の相場は?
エアコンは修理する個所によって費用の相場が変わリます。千円単位で済むこともあれば、十万円単位に上ることもあるのです。
ガスの補充程度なら3,000~5,000円程度で済みますが、ガスが漏れていたら20,000~30,000円、コンプレッサーの交換ならリビルト品で70,000円、新品に交換するなら130,000円程度覚悟しましょう。
エバポレーターの交換だと50,000円程度で、コンプレッサーの半分くらいですがそれなりの値段になりますね。
車検を受けたディーラーなら無償で点検してくれる?
新車で購入した場合、エアコンが通常の使い方で故障した場合にはディーラー保証があります。
保証期間内なら無償で点検または修理が受けられることがあるので、万一保証期間の間に故障した場合は相談してみましょう。
ブロアファンモーターを修理
ブロアファンモーターが故障した時は新品と交換します。
交換を整備工場やディーラーに依頼しても構いませんが、新品のブロアファンモーターはネット通販なら5,000~10,000円くらいで買えるので、自分で交換することも出来ますよ。
リビルト品(中古)のコンプレッサーと交換
異音の原因がコンプレッサーの場合は、新品に交換すると費用が相当かかります。既存の部品を洗って再びセットしたリビルト品と呼ばれる中古のコンプレッサーと交換する方法もありますよ。
リビルト品に交換する場合は、70,000円くらいが相場です。
新品のコンプレッサーと交換
勿論新品に交換しても大丈夫です。新品のコンプレッサーと交換する場合、車種やメーカーにもよるので一概にいくらとは言えませんが、130,000円前後は見ておく必要があります。
リビルト品か新品に交換するか、自分が捻出できる範囲の予算でチョイスしましょう。
エアコンの異音に関するよくある質問
カーエアコンには様々なトラブルがありますが、特に異音については、不安に感じるかもしれません。
カーエアコンのトラブルは、原因を特定して修理することが大切です。ここでは、カーエアコンの異音に関するよくある質問について解説します。
よくある質問
車のエアコンがカチカチ繰り返す場合は?
コンプレッサーのカチカチ音は、冷房や除湿のためにエアコンをオンにしたときに吸着・離脱するマグネットクラッチが原因になっている可能性があります。
また、安全対策として圧力が高くなりすぎるとコンプレッサーが停止します。さらに、ガスが不足して圧力が下がると、コンプレッサーの焼損の可能性を避けるために、コンプレッサーが停止する場合があります。
カチカチ繰り返す場合には、修理工場やガソリンスタンドで圧力を測定してみることをおすすめします。
車のエアコンが最初だけキュルキュル音がある
エアコンのパフォーマンスが低下した場合、それはコンプレッサーを駆動するベルトが緩んでいる可能性があります。
この場合、ベルトを細く調整するか、新しいベルトに交換することで、異音は軽減させることができます。
また、エアクーラーは大きなエネルギーを消費します。そのため、オルタネーターが高速に回転し、騒音を生じる可能性があります。
これは、エアコンが正常に稼働していますが、騒音が気になる場合は、整備工場に点検を依頼することをお勧めします。
車のエアコンのキュルキュル音を放置はダメ?
キュルキュル音は、ベルトの消耗が激しい状態なので交換のサインになります。
また、調整がうまくいかず、適切な張力が保てない場合にも発生することがあります。
最近では、1本のベルトで複数のユニットを駆動するため、ベルトへの負担が大きくなっています。日頃からしっかりとチェックして、大きな出費につながらないように注意してください。
異音を聞き分けて冷静に対処しよう
車が発する異音は何らかのトラブルのサインですが、エアコンは大体がコンプレッサーやブロアファンモーター、マグネットクラッチに原因があります。
エバポレーターやコンプレッサーの故障は、費用は高いですが交換で済みます。ブロアファンモーターの交換はネット通販なら5,000円で出来ます。
エアコンフィルターの目詰まりは、業者に依頼しなくても自分で交換できますよ。
異音を聞き分け、冷静にその後の対策を立てて下さいね。
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