コイン洗車場の使い方は?時間切れでボディに汚れを残さない裏技とコツ

マンションなどに住んでいる場合、契約した駐車スペースで手洗い洗車って難しくないですか?

そんな時に手洗いで洗車をする解決策の一つがコイン洗車場です。

コイン洗車場は洗車を行うための共有施設。利用するにはルールやマナーなどを知っておく必要があります。

この記事では、コイン洗車場をうまく活用する使い方を解説します。

目次

コイン洗車場の使い方

普段駐車しているスペースでは「洗車ができない!」そんな方のための洗車スペースがコイン洗車場です。

でも「コイン洗車場って使い方がわからない…」となると利用する気になれないのではないでしょうか。

コイン洗車場はどんな施設なのかを簡単に説明します。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]コイン洗車場の使い方[/st-minihukidashi]

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24時間営業のコイン洗車場もある

人によって仕事も違いますし、勤務体系も違う。そうなると洗車をするための余暇の時間も人によって様々です。

全ての人が利用できるように24時間営業のコイン洗車場も存在します。

場所としては騒音が問題にならない、住宅地より少し離れた郊外で営業しているケースがほとんどです。

コイン洗車場の設備は?

コイン洗車場は洗車するスペースを提供する場所。

コイン洗車場の設備は大きく分けて2つあり、洗車スペースと拭き取りスペースに分けられています。

洗車スペースには高圧洗浄機やスチーム洗浄機の機能を兼ねたスプレー洗浄機があり、スプレー洗浄機からは水もカーシャンプーも出るようになっています。

またコイン洗車場によってはガソリンスタンドでも見かけるゲート型自動洗車機や車体の下回りを洗浄するための下部洗浄機などもあります。

拭き取りスペースには、車内を清掃するための掃除機などがありますが、洗車スペースの空きができるまでの待機スペースとしての役割も持っています。

コイン洗車場によってタオルやブラシなどの洗車道具の種類や有無は異なってきますので、必要に応じて揃えておいたほうが良いでしょう。

コイン洗車場で手洗い洗車ってできる?

手洗い洗車も問題ありません。そもそもその為の洗車場と言っても過言ではないので、手洗いをすることは珍しいことではないのです。

ただしコイン洗車場は他の利用者もいる場所です。

洗車スペースを長時間占有するのは良くないので、手洗いも手早く行う必要があります。

洗車場の利用料金

コイン洗車場というくらいですから、基本料金は100円硬貨や500円硬貨単位で支払える料金設定となっています。

最も安いのが水洗い洗車。これはスプレー洗浄機を高圧洗浄ガンとして使う洗車コースで、だいたい5分で300~500円程度になります。

ここにカーシャンプーやコーティングなどの各種オプションメニューが100円単位で追加されていきます。

事前に用意する洗車道具

場所によっては必要な道具が用意されている場合もありますが、できるなら道具は持ち込んだほうが良いです。

利用者に何度も酷使されているので、状態が悪いことも考えられるから。

用意する道具は、一般的な手洗い洗車で使われる道具で良いでしょう。

スポンジ、バケツ、ホイール用ブラシ、カーシャンプー、拭き取り用のタオルやクロス数枚と言ったところです。

その他では踏み台があると、ルーフに手を伸ばす際に便利です。

できれば洗車する前に下見をしよう

コイン洗車場の設備やルールは、その場所によっても異なってくるもの。

事前に下見をしておけば、おおよその料金や必要な洗車道具、注意書きも把握できるはずです。

コイン洗車のやり方と流れ

ここまでは大まかなコイン洗車場の特徴について解説してきました。

具体的にはどのような流れで洗車を行っていくのか、スプレー洗車機を使っての手順を見てみましょう。

[st-step step_no=”1″]車を洗車スペースに移動する[/st-step]

スプレー洗車機が設置されている洗車スペースで指定された停車位置まで移動させてください。

スプレー洗車機には洗車コースと料金が掲示されており、支払いもこの場所で行います。

[st-step step_no=”2″]カーシャンプーをバケツで泡立てる[/st-step]

用意したバケツ内でカーシャンプーを泡立てておきます。

スプレーガンからも泡だったシャンプーを出す「泡シャンプーコース」があるので、洗車コースによってはこの工程は省略できます。

[st-step step_no=”3″]洗車コースを選択して料金を払う[/st-step]

スプレー洗車機の操作パネル上の洗車コースから好みのコースを選択して料金を支払ってください。

支払方法は現金(100円硬貨、500円硬貨)もしくは、プリペイドカードなどで支払いを行います。

[st-step step_no=”4″]スプレー洗車機でボディの汚れを流す[/st-step]

スプレー洗車機で最初に出てくるのは水です。

高圧洗浄機として使い、可能な限り水洗いによってボディについた汚れを洗い落としましょう。

特にタイヤや足回りなどの泥は念入りに。カーシャンプーを利用する場合、この高圧洗浄の後からカーシャンプーが出てきます。

[st-step step_no=”5″]スポンジで全体をやさしく洗う[/st-step]

水洗いの後はカーシャンプーを使い、スポンジで洗っていきます。

この手洗いの時間にも制限があります。力を入れて磨く必要もないので、全体をムラなく軽くなでる程度に磨いていきましょう。

[st-step step_no=”6″]スプレー洗浄機で全体を洗い流す[/st-step]

再びスプレー洗浄機から水を出してカーシャンプーを洗い流していきます。

ワックスや撥水コーティングなどの洗車コースを選んでいる場合は、この水洗いの後に薬剤が塗布されます。

[st-step step_no=”7″]拭き上げ場へ車を移動する[/st-step]

以上でスプレー洗車機での洗車コースはすべて終わりになります。

残った水分などは拭き上げ場に移動させてから拭き取るようにしてください。

[st-step step_no=”8″]柔らかい布で水分を拭き上げる[/st-step]

拭き上げ場へ移動した後、用意したタオルなどで拭き上げていきます。

この場所は洗車場に比べれば比較的ゆっくり作業できるスペースとなりますが、基本的に屋根がない場所なのでウォータースポットを作らないために素早く拭き上げましょう。

[st-step step_no=”9″]ワックスやコーティング剤を塗る[/st-step]

洗車コースでワックスやコーティングを選択しなかった場合、拭き上げ場で塗ることになります。タイヤワックスも同様です。

ただし場所によってはワックス掛け等の行為が禁止されている洗車場もありますので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

[st-step step_no=”10″]掃除機で車内を清掃する[/st-step]

拭き上げ場には掃除機も設置されていますので、車内の清掃が必要であれば掃除機を使います。

洗車場が空いていなくて拭き上げ場で待機するようであれば、先に車内を掃除しておくのも良いでしょう。

また多くの場合はフロアマット洗浄機も併設されています。

水洗いなのでゴム製フロアマット専用といえますが、砂や泥汚れを落としてくれます。

コイン洗車場でのマナーは?

コイン洗車場は共有スペースですので、円滑に洗車を行う上でのマナーがあります。

立地条件などにもよって内容は変わってはきますが、おおむね以下の点に注意してください。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa fa-map-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#5F80AC” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]コイン洗車場のマナー[/st-minihukidashi]

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洗車中はエンジンを切る

洗車中は車を移動させる必要はないはず。

洗車という行為自体も大きな騒音を出しますので、それ以上の騒音を出さないためにもエンジンは切っておきましょう。

洗車場に車を止めたまま出かけない

洗車場は洗車を行う場所であり、駐車場ではありません。

洗車を行う利用者の迷惑になりますので、洗車場に入ったからには洗車することに専念してください。

終わったら拭き取りスペースに移動する

洗車場内は限られたスペースが区分けしてあります。

一通りの洗車が終了したら、順番を待っている利用者に洗車スペースを譲って、拭き取りスペースに移動しましょう。

混んでいる場合は待機場所で待つ

洗車スペースは混み合うことが多々あります。

その様な場合には指定された場所にて待機します。待機する場所として拭き取りスペースが指定されていることもあります。

他の車に水がかからないようにする

スプレー洗車機の高圧洗浄は勢いがあるもの。

一応スペース毎にスクリーンがありますが、霧になって飛び散ります。

仕上げ作業を行っている拭き取りスペース方向に飛散しないように気を付けましょう。

特にコーティング直後のコーティング車は水を嫌いますし、ワックスなどはカーシャンプーや洗剤でも落ちる油で出来ています。

コイン洗車場で効率よく洗車するコツは?

洗車スペースは時間制限があるので、効率よく洗車する必要があります。

実際に洗車する時間として余裕があるのかを確認するためにも、下見をしてくださいね。

例えば「水洗い→シャンプー→手洗い→水洗い」の洗車コースがあるとします。

手洗いをする時間は5分ぐらいに設定されていますが、スポンジで5分以内で磨き上げられるでしょうか?

これはなかなか難しいと思います。

5分という限られた時間内で済ませるために、二人以上で洗車を行うのも手段の一つ。

特にミニバンの様な大きな車の場合、5分以内を一人で磨き上げるというのは無理があります。

二人以上で手分けをして作業をすれば、その分早く終わらせることができますよね。

使う道具も重要です。大きめのスポンジを使ったほうが広範囲を一度に磨けますし、圧が分散するので傷も付き難くなります。

ルーフが高いミニバンなどは長い柄のついたスポンジブラシで磨くと更に作業が早くなります。

それでも間に合わない時は、選択するコースや使い方を変えてみましょう。

水洗いコースを利用した後、自分で用意したカーシャンプーで洗車し、再度水洗い洗車コースで洗い流します。

2回分の料金を払う事で高くつくように見えますが、他のコースで洗い残しができて追加料金を支払うよりは安くて早く、そしてキレイに仕上がります。

ある意味で裏技ともいえるかもしれません。

近くのコイン洗車場はどうやって探すのが良い?

近年新車や中古車を購入し所有することは少なくなり、レンタカーやカーシェアリングなどの普及により、ユーザーが車を管理維持することが少なくなりました。

残念ながらコイン洗車場もそれに伴う需要低下に伴って数が減ってきています。

その中で洗車場を探す…つまりは洗車場に関する情報収集なので、多くの場合は検索サイトで洗車場の場所などを調べることになるかと思います。

一番最初に思いつきそうな方法がグーグルでの検索。「洗車場 〇〇(地名)」と検索する、もしくはグーグルマップ上で検索したい地域を表示したうえで「洗車場」と検索すれば、周囲の洗車場の情報が出てきます。

ただしこの方法では今回紹介しているコイン洗車場ではなく、ガソリンスタンドなどの洗車場も出てきてしまいます。数ある情報を精査していくのは大変です。

この他にはカー用品を扱っているソフト99の「洗車ナビ」から、ソフト99自動販売機を設置してある洗車場を探すという方法も。

ソフト99自動販売機ではスポンジ、カーシャンプー、拭き上げクロスなどを販売しています。

洗車道具の需要がある洗車場は、コイン洗車場と考えて問題ありません。

ただしこちらの検索においても情報が古いなどの理由で、必ずしもコイン洗車場が見つかるわけではありません。最新の地図情報などと併用して確認を取ると良いでしょう。

参考:洗車ナビ|ソフト99

ガソリンスタンドの洗車機との違いってなに?

ガソリンスタンドの洗車機は、多くの場合ゲート型の自動洗車機のことを意味しています。

セルフ式ガソリンスタンドの普及に伴い、洗車機もセルフサービス化したことで「セルフ式洗車機」「ドライブスルー洗車機」と呼ばれることもあります。

自動洗車機の特徴は洗車にかかる時間の短さ。基本的なカーシャンプーのコースで3分程度、コーティングを含めても5分程度で洗いあげてしまいます。

欠点としては洗い残しがある程度は発生する点です。

特にサイドミラーやドアミラーなど、衝撃に対してデリケートな部分に関しては洗う事ができません。

コイン洗車場におけるスプレー洗浄機も、ある意味ではセルフサービスと言えます。

特徴としては人の手によって作業するので洗い残しを少なくできますが、逆に言えば仕上がりはその人に依存しますのでムラができる難点も。

かつては自動洗車機とコイン洗車場はサービスが異なっていましたが、ニーズの変化などにより洗車場内にもゲート型の洗車機を設置しているケースも見受けられます。

うまく利用するにはコツも必要

手洗い洗車をする場所を提供してくれるコイン洗車場。

自分で洗車をする人からすればとても便利な場所なのですが、うまく利用するにはコツも必要です。

そういう意味では初心者向けとは言いにくい施設かもしれません。

自動洗車機も高性能化しましたし、車もレンタルやシェアする時代になり、車の維持管理の仕方も変わってきています。

その流れの中でコイン洗車場でも自動洗車機が導入されるなど、コイン洗車場の姿も変わりつつあります。

手洗い洗車すること自体少なくなったのかもしれませんが、それでも手洗いする事には意味があります。

また手洗い洗車を趣味にする人もいるように、手洗いをやってみると意外と楽しいものです。

数こそ少なくなりましたが、コイン洗車場はまだまだ多くの人から必要とされています。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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