駐車場で当て逃げされると、ドア1枚のペイントの場合、修理費に2~3万円はかかりますし、ボディ全体に傷をつけられると、全塗装となって大出費。
パンパーまでへこんでいたら、もう目も当てられません。
当て逃げされたら、泣き寝入りするしかないのでしょうか?
「修理代どうしよう。証拠がないから泣き寝入りか・・・」長く車に乗っていると、一度はこういう経験があるかもしれませんね。
この記事では、以下の3点について詳しく解説。
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ちょっとした心がけで、泣き寝入りする事態を防ぐことができます。
当て逃げは逃げ得なのか?修理費でトホホ
そもそも逃げ得のような当て逃げは、なぜ起こるのか…。
これは国内の駐車場が基本的に狭いのが原因と考えられます。
コインパーキングをはじめコンビニやスーパー、大型の商業施設など車のボディサイズが大型化している割に駐車スペースは狭いまま。
基本的には速度が低いので、事故の範囲も限定的で軽微な場合が多いこともあげられます。
特に駐車して出ようとするときにドアパンチで、ボディやミラーにキズをつけてしまう事故は多発しています。
さらに目撃者もいないケースが多いので「当て逃げ」という選択をする加害者が多くなることに。
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当て逃げでも車両保険は使える?!
愛車が当て逃げの被害に遭い、無念にも加害者が見つからなかったときは、車両保険で修理するしかありません。
車両保険のタイプによっては当て逃げの被害は補償されないので、自分が入っている保険契約の内容をよく確認しましょう。
最近よく知られてきましたが、等級の関係で修理代によっては保険で修理しない方がよい場合があります。
修理代と等級が下がる分の保険料を天びんにかけて、車両保険で修理するか考えましょう。
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相手が特定できているときは「【駐車場の事故】知っているだけで相手と揉めない対応法まとめ」の解説が参考になるのでチェックしてください。
車両保険のタイプによっては補償されない
「車両保険に入っているから当て逃げに遭っても大丈夫」と安心しても、実はそんなことはありません。
車両保険には一般とエコノミー、2つのタイプがあります。自分が入っている車両保険をもう一度確認してみましょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#F6F7FC” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]あらゆる事故の被害に対応しています。盗難はもちろん、当て逃げの被害も文句なしに対応します。[/st-mybox]
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#F6F7FC” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]エコノミーは、どれほどの高級車であっても当て逃げの被害は補償されません。一般にくらべて保険料が安い分、補償の範囲が狭いからです。[/st-mybox]
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免責金額によっては保険は使わないほうがいい!?
最近「保険の新常識」となりつつありますが、免責金額によっては、保険を使わないで自腹で修理した方がお得になるケースがあります。
保険で修理すると3等級ダウンして保険料が高くなり、以前の保険料に戻るまで3年という時間が必要になります。
修理代と等級がダウンすることで高くなる間の保険料を天びんにかけてみましょう。
修理代によっては、保険を使うとかえって損をするのが実感できるはずです。
自動車保険の等級が下がる
車両保険を使うと、翌年から3年間は保険料が高くなります。修理代がいくらくらいなら、自腹を切った方がよいかという疑問が出るかもしれません。
等級と修理代にもよりますが、目安として修理費が10万円くらいなら、自腹で修理した方が良いでしょう。
当て逃げで車は傷ついて、加害者が見つからないだけでも腹立たしいのに、保険を使って等級は下がったあげくに保険料まで高くなるのは、あまりにもバカバカしいです。
車両保険で修理するときはよく考えましょう。
保険を使ったあとに犯人が見つかったら請求できる?
当て逃げの加害者は、被害者に対して車の修理代を賠償する義務があります。
とすれば保険で車を修理したあとで加害者が見つかれば、修理代を請求するのは当然の権利という考えが浮かびますよね。
でも実際は、保険で修理したあとで加害者が見つかっても、修理代の請求はできません。
なぜならば、修理代は車両保険で補てんされているので、保険で修理したあとでは加害者に請求することはできないのです。
ただし自腹で修理した場合は別です。
修理代は保険で補てんされていません。加害者に対して損害賠償を請求することができます。
保険を使ったか使わないかが分かれ目です。加害者が見つからなければ本当に大損ですが、「保険を使うと損」というのがこんなところにも現れています。
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車両保険を確認しよう
当て逃げの立証はハードルが高く、犯人が見つかる検挙率は20パーセント程度で、80パーセントは泣き寝入りです。
修理が必要なら、不本意ながら自分の車両保険を使うしかありません。
一般ならあらゆる事故に対応しますが、エコノミーでは当て逃げは補償されないので、自分が入っている車両保険の内容を確認しましょう。
借りた車でも万が一の事故に備えて、コンビニで加入できる1日自動車保険を検討するのが良いですね。
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当て逃げされたら警察に被害届を出す?!
お陰様で、取手警察に👮🏻♀️による、スピード解決致しました🙇🏻♂️
やっぱり、監視カメラの力は、😁👍🏻— 僕ライコネン (@dai_saki) 2019年4月7日
万一、自分の車が当て逃げに遭ったときは、迷わずに警察に被害届を出しましょう。
当て逃げは立派な犯罪行為なので、警察に被害届を出して事故証明書を作成してもらいます。
人身事故の被害に遭ったときも同じですが、当て逃げされた箇所の修理に保険を使うときは、事故証明書が必要です。
事故証明書がなかったために、修理費用が自腹になることは悲惨です。
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加害者は、警察への報告を怠って当て逃げのまま逃走すると、報告義務違反となります。
当て逃げの現場にいた場合は?
目の前で自分の車がぶつけられたら、相手がすぐ車から降りてくれば問題ありません。
もし相手が逃走すれば、まずは相手の車のナンバーを観察しましょう。
とっさのことなので気が動転しているかもしれませんが、ナンバーのほかに車種や色までわかればベストです。
後は警察に任せましょう。自分で追跡すると、周囲が見えなくなって自分自身が事故を起こす危険性があります。
車に当て逃げされたのを後で気づいたら?
車を停めていて駐車場に戻ってきたとき、または何日か経ってから、身に覚えのない傷が車についていて、「ウソだろ!?」と当て逃げに気がつくことがあります。
時間が経過すればするほど、犯人の特定が難しくなりますので、なるべく早く目撃者を探す必要があります。
駐車場に停めていたときは管理人に、コンビニや商業施設の駐車場などに停めていたときは、店員に目撃者がいないか、確認してみましょう。
車のナンバーがわかれば一番よいですが、車種や色など、どんなに些細なことでも目撃していないか、聞き出してみましょう。
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犯人が後日出頭することもある?
当て逃げした犯人が、後日警察に出頭する可能性があるかもしれません。
当て逃げしたときには、バレるのが怖くてその場から逃走したものの、あとで良心が痛んで「何月何日、あの場所で自分が当て逃げしました」と、犯人が警察に出頭してくるケースは、ゼロではないのです。
警察に被害届を出して事故証明書を作成してもらえば、犯人が出頭してきたことを警察が連絡してくれるので、当て逃げを警察に届けることは、とても大切なのです。
当て逃げ犯は必ず現場に戻る?!
根気が必要ですが、駐車場に戻ってきて当て逃げに気がついたら、しばらくその場にとどまるのも一つの方法です。
「犯人は必ず現場に戻る」といわれますが、筆者が契約していた月極駐車場で休憩していたとき、一台の車がバックに失敗して、駐車していたアルファードに派手に傷をつけ、そのまま逃走しました。
数時間後に戻ってきたら、逃走した車が止まっていて、運転手がアルファードのそばに立っていました。
戻ってきて、アルファードの持ち主に、正直に話そうと待っていたのかもしれませんが、必ず現場に戻るとは本当のことなんだと思いました。
当て逃げは泣き寝入りしない!ただ立証はハードルが高い?
警察に被害届を出して、その上で防犯カメラの映像で確認する手段もありますが、個人情報と肖像権の関係で、一般人が見せてもらうのは困難でしょう。
防犯カメラの映像を見せてもらうには、警察に相談する必要があります。
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詳しく解説していきます。
防犯カメラでは特定できない?!
防犯カメラに写っていても、ナンバーが特定できないこともあります。
相手の車についた傷を、証拠隠滅で早く修理して証拠がつかめないこともあるでしょう。
当て逃げの立証は、とてもハードルが高いのが実情です。
相手を特定できたとしても、日本の法律では、明確な証拠が揃っていて、相手が当て逃げを認めなければ、罪に問うことができず、残念ながら泣き寝入りする場合がほとんどです。
ドライブレコーダーは見ている?!
最近社会問題化している、あおり運転などのトラブルに備えて、ドライブレコーダーを設置する人が増えています。
ニュース画像でドライブレコーダーの画像が紹介されることも多いですが、画像解像度は10,000円前後の低価格帯でもナンバープレートがバッチリ写り、夜間の走行中の画像も素晴らしい映り具合です。
ただし、フロントガラスに設置して正面から撮影するので、隣の車からドアパンチを食らった傷の撮影はむずかしいでしょう。
360℃あらゆる角度から撮影できるドライブレコーダーもあり、画像が歪むのが欠点ですが、ドアパンチにはおすすめです。
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当て逃げやイタズラから愛車を守る
当て逃げをくらって泣き寝入りしないためには、駐車する場所に気をつけることも大事です。
路上駐車するとき、暗がりや人目につかないところは、当て逃げされても目撃者がいないし、イタズラに遭いやすいので、営業中の店の前や明るい場所を選んで駐車しましょう。
ファミリーレストランやコンビニの駐車場に停める場合、店の中から見える場所を選びましょう。店の裏など、暗いところは最も危険なので、とにかく人目につきやすいところに車を停めるだけで違います。
また、交通の邪魔になる停め方をしていると、嫌がらせでひどいイタズラに遭って、車が傷だらけになるかもしれません。
渋滞を引き起こさないなど、道路状況にも注意しましょう。
自分が車をぶつけたときの対応
自分が加害者になったら、車を停めて素直に謝りましょう。
車のドアやバンパーが大きくへこんでしまったら、丁重に対応するしかありませんが、傷が目立たないなど軽微だったら、「これくらいはいいよ」と許してくれる可能性があります。
筆者の姉が、東京ディズニーランドの駐車場に車を停めたとき、姉の子が勢いよくドアを開け、隣の車にドアパンチを食らわせました。
相手は「子供じゃしょうがない」と、それ以上話がもつれることはありませんでした。
ただし、逃げたら心証は悪化します。誠意を持って対応すればこそ、許してもらえることがあるのです。
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当て逃げで「渋々」車両保険を使っても保険料があがらない?!
残念ながら、当て逃げで車両保険の補償をうけると、確実に保険料はあがります。
自分には落ち度が全くなくても、保険を使って修理をすると、理不尽ですが保険料アップは避けては通れません。
でも、補償を受けたあとでも保険料を抑える方法がひとつだけあります。
それは、安い自動車保険に乗り換えてしまうことです。
自動車保険を安く乗り換えるコツは同じ条件で保険料を比較することなんですが、個別に問い合わせをして資料請求するのは、かなり面倒です。
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※保険会社からの煩わしい営業電話もありません。
保険適応外の家族に車を貸す場合には、1日自動車保険が便利ですよ。
まとめ
- 目の前でぶつけられたら相手のナンバーを確認する
- 相手がわからなければ被害届を出す
- 現実には泣き寝入りするケースが多い
- 店の前など明るい場所、人目につきやすいところに駐車する
- 自分の車両保険が当て逃げに対応しているか確認する
- 自分がぶつけたら、とにかくすぐに謝る
当て逃げは立証が難しいので、泣き寝入りしないためにも車を停める場所に注意し、自分がぶつけたときは誠意を持って対応しましょう。
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