タイヤ

スタッドレスタイヤの空気圧は高め?低め?雪道の事故を防ぐ調整法!

スタッドレスタイヤに交換する時期を迎えると、タイヤに関する掲示板にはスタッドレスの空気圧に関する疑問で溢れかえっています。

ドアを開けるとメーカー指定の空気圧が書いてあるステッカーが貼られていますが、スタッドレスの適正値はどこにも書いていないからです。

実はスタッドレスタイヤの空気圧も高速走行や雪道走行または凍結道路など、予想される道路状況によって高め、または低めに使い分けると走りやすくなるだけでなく、安全性が高くなります。

スタッドレスの適正空気圧を簡単に知る方法と、道路状況別に空気圧を使い分けるコツを覚えておくと、雪道やアイスバーンが走りやすくなります。


スタッドレスタイヤの空気圧の適正値って?

スタッドレスタイヤに適正空気圧はあるのか、あるならどこでどうやって調べられるのか、気になりますね。

スタッドレスタイヤの適正空気圧は、その車のメーカー指定空気圧を調べれば判明します。

スタッドレスタイヤの空気圧

適正空気圧はノーマルタイヤと同じ?

スタッドレスタイヤにも適正空気圧の設定があると考えたくなりますが、スタッドレスタイヤ専用の指定空気圧は特に定められていません。

スタッドレスタイヤは、元々のカーメーカー指定空気圧で本来の性能が発揮できるようになっています。

ノーマルタイヤと同じサイズのスタッドレスを履いていれば、本来の指定空気圧を守っていれば良いのです。

調べ方はドアの内側で確認

カーメーカー指定空気圧の調べ方は、運転席側のドアの内側に指定空気圧が記載されたステッカーが貼られています。

運転席に座っているとステッカーを背にするので、右ハンドルの車ならドアを開けたときに、左下を確認しましょう。

調べたことがない人は多いと思いますが、空気圧の調整はガソリンスタンドやディーラーでやってもらう人でも、一度は確認してください。

空気圧の点検の仕方

タイヤの空気圧点検はエアーゲージでチェックします。高い難易度のテクニックは必要ありません。

エアーゲージが家にない場合は、ガソリンスタンドなどで給油のついでにチェックしてもらいましょう。カー用品店では自分でチェックすることもできます。

現時点のタイヤの空気圧の量を確認し、不足していれば空気を入れます。

タイヤの空気は充填しても少しずつ抜けるので、ガソリンスタンドなどでは指定空気圧より2割ほど多めに入れることが多いです。

また空気が抜けにくくなるよう、窒素を入れる場合もあります。

インチダウンしたスタッドレスの空気圧は?

スタッドレスタイヤはホイールサイズをインチダウンして装着することが多いですが、扁平率が上がるので空気圧を下げた方がよい場合があります。

ホイールサイズをインチアップしたときは空気圧を上げれば、走行性能や乗り心地の低下を避けられます。

またタイヤのたわみが減るのでホイールが地面の障害物と接触するリスクも少なくなります。

さらにタイヤが荷重に耐える性能を確保することができます。    

タイヤの空気圧は路面状況によって変えたほうがいい?

今のタイヤは高性能なので、基本的には指定空気圧で大丈夫。

しかし高速走行や雪道走行など季節ごとの道路状況別で、空気圧を高めまたは低めに調整して使い分ければ、危険性を回避できて安全運転につながります。

状況によって変わる適正値

路面や天候状況によって空気圧を調整する

悪路でなければ、こまめに空気圧を調整する必要はありません。

しかし積雪量が多く、雪質が新雪の道路状況が予想されるときは、空気圧を低めに調整します。

雪道走行ではタイヤの接地面積が増えるので、万一雪で埋もれて走れなくなっても脱出しやすくなります。

一方、凍結道路ではスリップが怖いので、空気圧は高くしましょう。

タイヤの面あたりの圧力を上げると、凍結した路面でも安定性が高くなります。

ただ状況別に空気圧を調整したからといって、過信は禁物です。安全第一で状況に注意して慎重に走行しましょう。

一般道と高速道路は同じ空気圧でOK?

一般道路では指定空気圧で大丈夫ですが、高速走行では少し空気圧を上げると、劇的とはいきませんが燃費が向上します。

またタイヤの温度上昇も避けられるので、バーストも起こりにくくなります。

空気圧を上げると乗り心地が少しゴツゴツしますが、路面の感触が伝わりやすく、高速走行ではむしろ安全運転につながります。

またハンドル操作がしやすく安全性が高くなる利点もあります。

低くすぎる空気圧は「たわみ」がでるで注意

空気圧が低いとタイヤがたわみやすくなって、燃費が悪化します。

またブレーキの制動距離も長くなり、急ブレーキで危険を回避するときにはさらに状況が悪化します。

また、たわみでタイヤが上下に動いて熱を持ち、バーストが起こりやすくなります。

他にはスリップしやすくなる可能性もあり、低い空気圧は安全運転には深刻な危険性に見舞われる可能性が高いのです。

3ヶ月に一回は空気圧をチェックしよう!

タイヤの空気は入れた瞬間から少しずつ抜け始めます。

整備士がタイヤに空気を入れるときは、指定空気圧ぴったりに入れるということはなく、指定空気圧が2.2kg(220kPa)とすると、2.5kg(250kPa)くらい入れるのです。

タイヤの空気はほぼ毎月0.1kg(10kPa)くらい抜けるので、3か月経つと指定空気圧のあたりまで落ちる計算です。

そこで3か月に1回は、空気圧をチェックしてもらいましょう。

スタッドレスと夏タイヤの違いは?

スタッドレスタイヤは夏用タイヤとは明らかな違いがあります。

スタッドレスは気温が極端に低い態でもゴムが硬くならないように、また雪道の道路状況でもグリップ力と安全性を確保するために、特殊なゴム成分を用いてタイヤが柔らかくなるように作られています。

また溝の数もノーマルタイヤより多いので路面と接地する部分が多く、地域ごとの雪質に対応するため溝も深く、夏用タイヤより強力なグリップ力が得られます。

但しスタッドレスタイヤはゴムが柔らかい分バーストの危険性があり、スピードの出し過ぎは危険です。

高速道路ではなるべく時速80キロくらいで、安全運転を心がけてください。

スタッドレスタイヤって何年使える?

スタッドレスタイヤの耐用年数は、3年程度が目安。

ただし、通常の雪道だけでなく凍結道路や山道などの厳しい状況で使用するなら2年程度の交換が安心です。

低温でも硬化しないように柔らかいゴムで製造されているので、夏タイヤと比較するとスタッドレスの寿命は短めです。

なるべく寿命を伸ばすには、できるだけ乾いた路面の走行を避けること。

雪道や凍結以外の状況で使用すると摩耗や劣化を早めます。

とくに路面温度が上がったにもかかわらずスタッドレスタイヤを履き続けるのは、耐久性だけでなく危険を伴うので絶対やめましょう。

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スタッドレスタイヤが潰れて見える!?

スタッドレスタイヤは春から冬にかけて使わない時期に保管しているので、自然に空気が抜けてしまいます。

なにもせずに夏タイヤから交換するとペッタンコに見えるかもしれません。

ただ空気圧を適正値まで充填しても潰れて見えることも。

これは、スタッドレスタイヤが雪道などで性能を発揮するためなんですね。

タイヤ自体が柔らかいことで路面との接地面積が増え摩擦力があがり、滑りにくくする効果があります。

とくにフロント側はエンジンがあることもあり、潰れて見えるようです。

スタッドレスタイヤの保管方法が知りたい!

タイヤは紫外線の影響を受けやすいので、直射日光と湿気を避け、風通しのよい所に保管します。日本の温暖な気温ではほぼ大丈夫ですが、密閉した所に保管するときは、時々空気を入れ替えましょう。

タイヤを直接床面に置くと、置いた箇所が変色する場合があるので、ブルーシートや段ボール、お風呂で使うすのこなどの上に置きます。

ホイール付きの場合は、接地したタイヤが荷重で変形することを避けるため、空気圧を指定の半分にして横積みで保管します。

タイヤだけ保管する場合も横積みで大丈夫です。

直射日光で気温が高くなるなど、自宅に適切な場所がないときは、タイヤ専門店などの保管サービスを利用しましょう。

スタッドレスでも車検は通るの?

スタッドレスタイヤを履いている時期に車検の時期が到来することもあるでしょう。

車検にスタッドレスタイヤの状態で出しても、パスしないということはありません。

ただしスタッドレスタイヤでも空気圧が適正でなかったり、タイヤに深刻な亀裂が入っていたりでは車検は通りません。

溝が減ってスリップサインが出ていてもNGです。

スタッドレスを履いて車検に出すときも、タイヤの溝が減っていないか、ひどい亀裂が入っていないか十分に注意しましょう。

まとめ

スタッドレスタイヤ専用の空気圧は定められていないので、車の指定空気圧イコールスタッドレスの適正な空気圧です。

こまめに空気圧を調整する必要はありませんが、新雪が降り積もる道を走るときは低め、高速走行や凍結道路では高めなど、状況別で使い分けると走りやすくなります。

車検はスタッドレスタイヤでも通りますが、溝の減り方が極端で亀裂があると車検に通りません。

夏用タイヤに交換したあとは、保管状況に気をつけましょう。

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