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車のタイヤを保管する方法は?ワンシーズン寿命を延ばす5つのステップ

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夏用から冬用のスタッドレス、またはその逆にタイヤを履き替えたら、悩むのが取り外したタイヤの保管方法です。

劣化しやすいタイヤは保管方法に注意が必要ですが、夏用・スタッドレスそれぞれのタイヤを上手に保管すれば、充分なメリットが見込めます。

同じタイヤを一年中履き続けるのとは違い、タイヤの寿命を半年ずつ伸ばして性能を保ち続けることができます。 多額の費用は必要ありません。

保管するときのちょっとした心がけでタイヤは長持ちします。

タイヤの寿命が延びるおすすめの保管方法を体得し、シーズンごとに実践してください!


タイヤは使わなくても劣化する!?

車のタイヤは使わなくても劣化が進行します。

化学物質であるタイヤは紫外線の影響を受けやすいパーツなので、車を屋外に保管していると直射日光がじりじりとタイヤを照らします。

またタイヤは酸化しやすい性質があるので、屋外に停めていると酸性雨を浴び続け、長期間車を使わないとタイヤは劣化が進み、性能が低下するのです。

タイヤの寿命を延ばす保管方法

タイヤは保管方法に気をつければ寿命を延ばして性能を保つことができます。

夏用・スタッドレスタイヤの寿命をどんな方法で延ばせるのか、効果的な方法を一つずつ見ていきましょう。

タイヤの汚れを落とす

タイヤを取り外したら、雪や泥汚れを洗浄して汚れをしっかりと落とします。

汚れたまま放置すると、タイヤが傷む原因になります。

泥や雪による汚れが付着しているので洗剤を使いたくなりますが、水洗いで充分です。

頑固な汚れは洗剤を使用してOKですが、きちんと洗い流すようにしましょう。

洗ったあとにタイヤワックスは?

ツヤ出し剤としてタイヤをより黒く見せるタイヤワックスは、おすすめしません。

化学物質である油性のタイヤワックスは、タイヤによくない紫外線と反応するのでツヤ出し剤の役目を果たすどころか、タイヤの性能を低下させます。

タイヤメーカーには、油性タイプのワックスを非推奨としている会社もあります。

タイヤをしっかり乾燥させる

外したタイヤは、泥汚れを洗い流したあとタイヤを乾燥させないと、カビが生えたり水分がゴム成分の間に入り込んでタイヤの性能を落とします。

雑巾または要らないタオルでふき取って、自然乾燥させてください。

紫外線がタイヤに悪い影響を与えるので、太陽光で乾燥させてはいけません。

溝に挟まった小石やガラスの欠片も、パンクを防ぐためにも除去しましょう。

タイヤの空気圧を下げる

タイヤを保管するときは、空気圧をエアーゲージで確認して、規定の半分くらいの値まで下げておきます。

空気圧を下げないと空気が内側からタイヤの表面を押すので、ゴムに対して負担をかける作用があるからです。

ビニール袋に入れて専用カバーをかける

やむを得ずタイヤを屋外、または外気に触れる場所に保管するときは、専用のビニール袋を使う方法があり、紫外線と雨水や雪による劣化を避けられます。

ビニール袋に入れたら内部で結露する可能性があります。風通しのよい場所に保管しましょう。
 

直射日光を避ける

タイヤは紫外線を浴びると劣化が進むので、直射日光を避けて保管することは「キホンのキ」ですが、自宅に太陽を遮るスペースがない場合もあるでしょう。

紫外線を99%カットする強力な遮光性を持つビニール袋があるので、屋外でタイヤを保管する場合におすすめです。

値段も1枚800円、4枚で2,800円と遮光性の割に手頃な価格帯で販売されています。

オゾンや油類がかからないようにする

環境問題で語られるオゾンも、タイヤに「オゾンクラック」と呼ばれるひび割れを発生させます。

紫外線は禁物ですが、オゾン成分は劣化したバッテリーからも発生するといわれ、保管場所にも細心の注意を払いましょう。

油も禁物です。石油製品で化学物質のタイヤは、油分と相性が良すぎるのです。

油がタイヤの成分に浸透しすぎて、タイヤを保護する劣化防止剤を溶かして性能を落とします。

油性のツヤ出し剤の化学物質も紫外線と反応しやすいので、油分をタイヤに付着させてはいけません。

熱が発生する装置の近くには保管しない

タイヤに悪い影響を与えるのは紫外線に加えて油と酸、そして熱です。

石油製品のタイヤは強い熱にさらされると、高い温度で徐々に変形することは簡単に想像できますね。

万一熱でタイヤが発火すると、黒煙を発して燃えるので深刻な環境破壊をもたらします。熱もタイヤには大敵なのです。

おすすめのタイヤの保管方法は?屋外VS屋内

住まいの関係で屋外または屋内に保管する方、それぞれでしょう。

屋外と屋内に保管する場合の注意点に気をつけてください。

保管場所の気温や湿度が重要なポイント

タイヤの保管は冷暗所がベストといわれますが、雪が降るほど極端に低い温度である必要はありません。

遮光性があって、かつ高温で湿気が多い場所でなければよいのです。

条件を満たせば物置も大丈夫です。日本の温暖な気候は問題ありませんが、高い温度や湿気に見舞われる猛暑日や、熱帯夜が続く真夏は風通しをよくしましょう。

マンション住まいの方はベランダに保管する場合もあるでしょう。

直射日光や雨を浴びせたり、湿気にさらさなければ大丈夫です。

屋外保管の場合は盗難にも注意

屋外の保管方法は盗難に気をつけましょう。2016年度の日本損害保険協会による統計でパーツ別の盗難件数はタイヤが3番目と、意外と盗まれやすいのです。

参考:自動車盗難事故実態調査|一般社団法人 日本損害保険協会

盗難されるリスクの他に、万一放火されると黒い煙を上げて燃え盛り、周囲に大きな被害を及ぼします。

紫外線を避けるカバーに収納しておけば目立たず、直射日光を浴びたり湿気にさらされたりすることもありません。

タイヤ保管時の置き方を考える

タイヤは保管するときの置き方も大事です。床面や接地部分に無造作に置いてはいけません。トレッド部が変形しないことも大事です。

タイヤ本体だけ、またはホイール付きなのか、どちらの状態で保管するかで置き方も変わります。
 

タイヤは横積み(平積み)と縦積みのどっちがいい?

タイヤ本体だけなら縦積みに保管する方法がベストです。

横積みで保管する方法は、時間が経過する間に下部のタイヤが重みで変形します。

ホイール付きのタイヤは、空気圧を半分にして横積みで保管しましょう。ホイール付きの重みでトレッド部が変形する事態を避けられます。

保管時の接地面やタイヤ同士の接触は?

タイヤを保管するとき、無造作に置いてはいけません。

タイヤのゴムと接した床面や接地部分が変質しないよう、必ず段ボールなどを敷いて保管しましょう。

タイヤを土の上に直接置くのも、泥汚れが影響するのでダメですが、タイヤ同士は密着しても問題ありません。

床面や設置部分に、お風呂で使う簀の子(すのこ)を使うのもおすすめの保管方法です。また、使わないゴミ袋もよいでしょう。

タイヤラックを使うのはアリ?

屋外に保管するパーツとして、またトレッド部の変形を避けるため、縦積み・横積み用のタイヤラックと遮光性・防水性に優れたタイヤカバーはお勧めです。

ただし直射日光や雨があたる場所は避けます。

またカバーで覆うときは、内部が結露することがあります。風通しのよいところに保管しましょう。

自宅以外でタイヤを保管する方法は?

自宅に物置や屋根のある場所など、タイヤを保管する絶好のスペースがなければ、タイヤ保管サービスを利用する方法があります。

カー用品店や屋外のレンタルスペース、トランクルームなど色々あります。特色を理解して保管しましょう。
 

カー用品販売店

カー用品店やタイヤ専門店では、タイヤ保管サービスを行っています。

自宅で保管場所をとられることもなく、遮光性・防水性も心配無用です。着脱したタイヤを自分で保管スペースまで運ぶ手間もないので便利です。

利用する場合は、保管料に加えて着脱料金(2,000~3,000円+税、目安)が必要です。

料金は1シーズン(半年)4,000~10,000円程度で利用できます。

参考:オートバックスのタイヤ保管サービス

屋外のレンタルスペース

大きな道路沿いにプレハブやコンテナ状の収納スペースを提供しているのが、屋外のレンタルスペースです。

広さは0.5帖くらいで、タイヤだけを保管するには充分すぎます。

屋外ですが断熱もしっかりしていて、遮光性・防水性も不安はありません。ただし利用料金が月額2,000円くらいなので、半年保管するとカー用品店やタイヤ専門店より同じくらいか高くなり、タイヤの着脱も自分で行うデメリットがあります。

トランクルーム

トランクルームは筆者の友人も、家に置ききれないコレクターズアイテムの収納に利用しています。

直射日光など外気の影響が避けられ、自宅のスペースを余分に確保することもないのでタイヤの保管に適しています。

安いところは月額料金900円から利用できます。

デメリットは屋外のレンタルスペースと共通しますが、トランクルームは倉庫法に基づいて運営しているので、盗難・破損の補償が受けられます。レンタルスペースは倉庫法が適用されません。

まとめ

タイヤには目に見えない負荷がかかるパーツなので、保管方法は大事です。

保管方法の基本は直射日光と熱、油を避けることです。自宅にスペースがなければタイヤ保管サービスをうまく利用しましょう。

目が飛び出るほど高価でもないので、タイヤを頻繁に交換するくらいなら安いものです。

交換した直後の汚れも充分に落とし、床面や設置部分に無造作に置かないことも心がけ、少しでも長くタイヤを使いましょう!

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